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  • 2022.09.27

「背負い続ける負担」を徹底的になくしたバックパック。ミステリーランチの「自信作」を詳細リポート

タフなバックパックといえば、このメーカー

ミステリーランチのロゴ
2000年にアメリカはモンタナ州ボーズマンで創業されたバックパックメーカー、ミステリーランチ。

アウトドア界の伝説的存在であるデイナ・グリーソンとその息子たちを中心にデザインされているバックパックは、「アウトドア」以外に「ミリタリー」や「ハンティング」のラインも充実するなど、タフでいて機能的なモデルがそろっています。

テント泊用の大型バックパック最新モデルは、65Lと55Lをラインナップ

ブリッジャー65とブリッジャー55
そのなかでも2022年最注目の最新型モデルが「ブリッジャー」シリーズ。細かな部分までこだわって完成させた、テント泊登山に適する大型モデルです。

「ブリッジャー55(55L)」と「ブリッジャー65(63L)」という2つのサイズがあり、写真はどちらもメンズモデル。女性が背負いやすいハーネスなどにアレンジしたレディスモデルも用意され、他のカラーバリエーションが展開されています。

今回は、以前からミステリーランチの愛用者であり、アメリカ本国のオフィスにも取材に行ったことがあるという山岳/アウトドアライターの高橋庄太郎さんに、使い心地をリポートしてもらいます。

ブリッジャー65を詳しく見るブリッジャー55を詳しく見る

ブランド愛用者の高橋庄太郎さんがリポート

高橋庄太郎
 
山岳/アウトドアライター 高橋庄太郎
高校山岳部で山歩きを始め、出版社勤務後にフリーランスのライターに。テント泊登山をこよなく愛し、山中にテント場が多い北アルプスがホーム山域。著書に『トレッキング実践学』(PEACS)、『テント泊登山の基本テクニック』(山と溪谷社)など。イベントやテレビ出演も多く、アウトドアギアのプロデュースも行なっている。

ミステリーランチの本拠地で創業者にレクチャーを受けて

僕がミステリーランチのバックパックを使い始めて、いまや10数年。

本拠地アメリカはモンタナ州ボーズマンのオフィスに取材に出かけ、創業者のデイナ・グリーソンから直々にミステリーランチの製品についてレクチャーを受け、彼の息子たちとともにバックパックを背負い、イエローストーン国立公園近くの山を歩いたこともあります。

ミステリーランチ本社
2014年に取材したミステリーランチのオフィス兼工場の様子。開発途中のプロトタイプなども豊富にあり、見ているだけで興奮!(撮影・高橋庄太郎)
ミステリーランチの古いバックパック
デイナ・グリーソンが手掛けた古いバックパック類。ミステリーランチ以前、彼はデイナ・デザインというブランドを手掛けており、その時代のアイテムも残っていました(撮影・高橋庄太郎)
それだけに、ミステリーランチについてはそれなりの知識をもっていると自負し、毎年登場する新製品をワクワクしながら楽しみにしています。

新モデルなのに「復活」?ミステリーランチの自信作

大型バックパック
今回のインプレッションに使用したのは、「ブリッジャー65」。カラーはウッド
さて、そんな僕が「とうとう復活か!?」とワクワクさせられた新モデルが「ブリッジャー」。

ここで注意していただきたいのは、ブリッジャーという名前のモデルは過去にも存在していたこと。今回のブリッジャーは同じ名称とはいえ、まったく新しい発想で作られた「2022年バージョン」なのです。

僕自身もすでに販売中止の古いブリッジャーを愛用していました。しかし、名称は同じでも、見た目は2022年バージョンとはほとんど別製品。

登山用バックパックを背負う
ブリッジャーの名がつけられたモデルが登場するのは数年ぶりで、だからこそ純然たる新製品なのに「復活」という言葉が出てくるのです。

実は「ブリッジャー」は、ミステリーランチの「登山用に開発された“自信作”」に代々受け継がれている由緒正しいモデル名。ミステリーランチの意気込みが伝わってくるネーミングです。それだけに最新型ブリッジャーは大いに期待できそうです。

では、実際にブリッジャーを背負って、山を歩いた感想をここから述べていきます。



食材が増える3~4泊くらいのテント泊にも。65Lサイズをリポート

テントと大型バックパック
はじめにお伝えしたいのは、ブリッジャーには容量違いで2タイプあり、僕がここで選んだのは容量63Lの「ブリッジャー65」ということ。

バックパックというものは、ある程度「大は小を兼ねる」ため、ひとまわり小さい「ブリッジャー55」ではなく、こちらをテスト用に使用しました。

容量が65L近くあれば、週末の1泊2日はいうまでもなく、食材が増える3~4泊くらいのテント泊登山にまで対応できます。また、分厚いスリーピングバッグや防寒着で荷物がかさむ寒い時期にも余裕をもって使用できるでしょう。

「軽さが正義」とは言えない。バックパックの真の実力

ストックを使って歩く
ブリッジャーを背負って山中へ。そのなかにはテント泊用のフル装備が収められ、テストのために15㎏以上の重さになるように、あえて荷物は多めにしておきました
ブリッジャー65の重量は2.5㎏。現代の大型バックパックとしては、それほど軽くはありません。だが、特別重いわけでもなく、いわば「普通」といったところです。

だが、「ウルトラライト」などの流れを汲むバックパックを知る人には、それでも重いと思うかもしれません。

しかし、バックパックという登山ギアは、単純に「軽さが正義」とは言えない一面があります。

背負ったときに重さを感じず、長時間歩いて疲れにくいのが「正解」

登山道を降りる
大型バックパックの真の実力は、「各部のハーネス」や「背面パネル」などの工夫により、荷物の重さを背中、肩、腰などへ適切に分散することで、「“背負ったときの重さ”を軽く感じさせる」ことにあります。

バックパック自体があまり軽くなくても、背負って歩いたときに体への負担が少なく、長時間歩いても疲れにくければ、それが正解。そんなことを証明するバックパックが、まさにブリッジャーなのでしょう。

必要にして十分。フィット感も極上な背面構造

背中に当たるパッドは縦に細長い窪み(赤線で囲んだ部分)があり、汗による湿気と熱気を効果的に排出します
こちらは、ブリッジャーの背面構造。背面のパッドは背中と腰に分割され、背中のパッドはショルダーハーネスと、腰のパッドはヒップハーネスと連結しています。

そして、それらのパッドのあいだに隙間を生み出すことで、バックパックの重量を減らすと同時に通気性も向上させてあります。

一般的な大型バックパックには、もっと面積が広い背面パネルをもつモデルが多く、それらに比べるとブリッジャーの背面パネルはいくぶん華奢で頼りなく見えるかもしれません。

しかし、実際に背負うとわかりますが、これは必要にして十分。フィット感も極上なのです。

独自のフレームシートが荷重を分散してくれる

ブリッジャーのフレームシート
黒い板状のものがフレームシート。肉抜きされて軽量ですが、そう簡単には壊れないほど硬く、弾力もあって頑丈
すばらしいフィット感を生み出す秘密は、ミステリーランチ独自の「フューチュラヨークシステム」。

背面パッドの裏に内蔵されたフレームシートを取り出し、これでバックパック本体と背面パッドを固定していたベルクロを引きはがすことで、背面長の調整が無段階ででき、一人ひとり異なる背中にぴったり合わせられるため、重い荷物を楽に背負えるようになります。

背面長を調節
フレームシートを背面パッドの下に押し入れ、幅広のベルクロを引きはがす様子
それだけではなく、この程よく湾曲したフレームシートを背面パッドに戻すと、背負ったときに背中から肩への曲線にきれいに沿い、ますます荷重を分散する効果が高まります。

これは既存のミステリーランチの大型バックパックにも搭載されていた非常に効果的な機能です。

ブリッジャーにはフューチュラヨークシステムのなかでもシンプルなタイプが使われていますが、その効果はまったく変わらず、ミステリーランチらしい背負いやすさがいつものように表現されていることを実感しました。


日本でのメインサイズであるMサイズは、背面長38㎝~51cmのユーザーに適し、日本人男性の大部分をカバー。実際の調整可能範囲はさらに広く、背面長が51cmを超えるユーザーでも実用上の大きな問題はありません。

直感的に調整できるヒップベルト

ウエストベルト
腰に当たるパッドは4分割。このなかでヒップベルトがつけられた体の正面に位置し、ヒップベルトがつけられた2つのパッドの角度は微調整可能。また、パッドの間のシルバーのラインは、金属製のスプリングスチールの一部です
腰まわりにも背負いやすさを向上させる、見逃してはいけない仕組みをもっています。

ブリッジャーのヒップハーネスは一見シンプルですが、そのフィット感の調整のための重要な工夫は、見えないところに隠されています。

ヒップハーネス
ウェストベルトの調整
内蔵されたバックルを外すとパッドが分離し、そのなかには3枚のベルクロ。これらの張り位置を変えることで、使う人の腰に合わせた角度の微調整が可能に
このヒップベルトの調整方法も、発想自体は以前のミステリーランチの製品と同様です。

しかし、ブリッジャーのシステムは少しシンプルに変更され、従来のモデルよりも直感的に調整できるようになって、使い勝手がアップしています。

フィット感の良さが荷重を分散し、「行動中の背負いやすさ」につながる

バックパックを背負う男性
いくぶん猫背気味の僕の背中へピッタリと沿ったショルダーハーネスと背面パッド、そしてヒップハーネス。このフィット感は、さすがミステリーランチ
バックパックが肩、背中、腰へ完全にフィットしていると体の全体に荷重が分散され、それだけで行動が楽になります。

とくにブリッジャーは背中側にバネのような効果をもつ「スプリングスチール」が組み合わせられ、これがバックパック本体の形状を整えるフレームになり、同時に体の動きに合わせて適度にたわんでくれます

バックパックを背負って歩く
そのために行動中に体を傾いたときに荷物の重さによって体が無用に振られる感覚が少なく、姿勢が安定します。

これは従来のミステリーランチのモデルでは感じられなかった背負い心地でした。

荷重分散効果を維持しながらも、「行動中の背負いやすさ」に関して、ブリッジャーは明らかに進化しているようです。

収納性が行動時のストレスを軽減してくれる

チェストストラップを装着
下側のチェストストラップをはめ、次に上側のストラップをはめようとしている様子。はじめは片方を留め忘れることもありましたが、使っているうちに次第に慣れてきました
細かいところではチェストストラップにも注目してください。一般的な登山用バックパックのチェストストラップは1本ですが、ブリッジャーのチェストストラップは2本。

まるでトレイルランニング向けのバックパックのようなディテールです。

左右のショルダーハーネスにはかなり大きなポケットが設けられており、チェストストラップ2本という仕様は、その部分が揺れ動きにくいようにするためでもあるでしょう。

バックパック本体が体にフィットする効果も高まるため、これもまた背負いやすさの向上につながっているようです。

500mlのボトルまで入る大きなポケット

胸ポケットにカメラを入れる
僕はいつもカメラといっしょに防水袋もポケットへ。こうすると雨が降ってきたとき、すぐにカメラを収納でき、慌てずに済みます
この胸元のポケットは500ml程度のボトルやソフトフラスコも入れられ、なかなか便利です。ただ、その大きさの分だけ深さもあり、小さいものを入れると出しにくくなることも。

僕は左右にコンパクトカメラとスマートフォンを入れていましたが、とくにカメラが取り出しにくくなりました。

しかし、このポケットの上部はドローコードで締められるようになっています。

そのために、コードでカメラを留めるように収納すれば、深く落ち込むのを防ぐことがで、大きな問題にはなりませんでした。

随所に配置されたポケットでモノの出し入れがスムーズ

登山中にカメラを手に持つ
このまま他の部分のポケットについても見ていきましょう。

ヒップハーネスの上のポケット、サイドのポケット、そしてリッドのポケットと、どれもよく考えられた形状になっており、ストレスなくモノを出し入れできることがわかるはずです。

大きいバックパックだからこそポケットで使い勝手が分かれる

登山の休憩
大量の荷物を入れる大型バックパックは、各部のポケットやリッドの収納性が使い心地を大きく左右します。

すぐに取り出したい細かいものは、ヒップハーネスのポケットに

ウェストベルトのポケット
メッシュ素材のヒップハーネスのポケットは縦11×横17㎝くらい。伸縮性もあり、行動食や地図などを入れるのに適しています。

伸縮性があるサイドポケットはどんなモノを入れても収まりがいい

バックパックのサイドポケット
トレッキングポールとボトルがいっしょに入るほど大きめのサイドポケットはストレッチ性の高い素材。きめが細かく、行動中に周囲の岩や枝に引っかかりにくくなっています。

トップリッド内にも大型ポケットを配置

バックパックの雨蓋内ポケット
リッドの収納スペースの裏側にも大型ポケット。その内側にはフックがあり、カギのような貴重品をキープできます。

生地のタフさと重量のバランスが秀逸

耐久性のある素材
擦れやすい底面や正面には軽量ながら強靭で耐摩耗性の高い330Dロービックナイロン(左側)、擦れの心配の少ない部分にはさらに軽量な100Dのリサイクルナイロン(右側)を採用
ところで、僕がミステリーランチを愛用している理由のひとつが、「タフであること」。

このブランドの特徴を説明するときに、僕はいつも「質実剛健」という言葉を使いますが、その剛健さを象徴するのが、生地に代表される使用素材です。

ミステリーランチは以前からアウトドア向けでもミリタリー用に匹敵するほど強靭極まる素材が大半のモデルに採用されており、生地は分厚くて重く、それがバックパックの重量増に直結していました。

しかし、近年は耐久性があまり必要ではない部分には薄く軽量な素材も「適材適所」で併用され、各部のパーツも小型で丈夫なものに変更されるなど、大型バックパックでも昔ほど重くはなくなっています。
パッドの素材 表生地の丈夫さに対し、体に触れるパッド類の生地は柔らか。吸湿速乾性の素材が使われ、吸い込んだ汗でいつまでも湿っているようなことがありません。
ブリッジャーもその流れを汲み、質実剛健ながらも重量を抑えていました。

山慣れしていない人が手荒に扱ってしまうことも。だからこそ、このタフさは心強い

登山で岩場を歩く
ブリッジャーに代表される現在のミステリーランチは軽量化を十分に実現しつつも、いまだに他ブランド以上の耐久性を備えています。

だから、登山に慣れない初心者が手荒に使って岩にこすれたり、不適切な使い方をして小さなパーツに大きな負荷がかかったりしても、よほどのことでは破損しません。

むしろビギナーこそ安心して使えるモデルが、現在のミステリーランチ・アウトドアラインのメインストリーム。もちろん経験者がハードに使っても傷みにくいのです。

サッと荷物が取り出せる。それだけで確実にラク!

青空の登山
テストは気温が高い晴れた日。歩き続けていると汗が流れてきましたが、ブリッジャーは通気性がよく、背中が過度に濡れることはありませんでした
僕はブリッジャー65を背負って山を歩き続け、使い勝手をしっかりとチェック。明るいうちに山中のテント場へと向かいました。

樹林帯を歩く
樹林帯で標高を下げていくと、目指すテント場が近づいてきます。ブリッジャーの調子のよさは、長時間背負い続けても変わりません
その後、無事にテント場へ到着。山中で一晩過ごす準備をするためにバックパックから荷物を出していきます。

荷室へのアクセスがワンアクションで済む

ブリッジャー65
このときブリッジャー65がもつ、メインの荷室へ簡単にアクセスできる工夫が役立ちました。

フロントに開閉可能な大きなパネルがあり、バックパック上部以外にここからも荷物の出し入れが可能なのです。

片手はバックパックの上方へ、もう片手はパネルの末端へ。そのまま両手を広げると、荷室がすみやかにオープン
このパネルには2本のファスナーがつけられており、普通に考えれば1本ずつ、計2回引き下げないと開くことができないはず。しかし、このパネルはもっと簡単にワンアクションでオープンし、実に簡単です。

その理由は、上に向かって伸びる2本のファスナーの滑りがよく、しかもそれら2本の間がわずかに狭まっていくように絶妙な位置に縫い付けられているからです。

バックパックを開ける
その工夫により、一方の手をパネルにかけ、もう一方の手をバックパック本体にかけて一気に手を広げると、ほとんど抵抗なく瞬間的にパネルが大きく開きます。

説明するとどうにも小難しくなりますが、やってみると非常に簡単で、直感的に使用できる便利な構造だとわかります。

フックをかける
また、パネルを下げたときにバックパックの荷室が広がりすぎないように、上部はわざわざスライド式の固定パーツで留められるようになっています。こんな細部もぬかりありません。

二重構造のパネルで荷物の仕分けも

バックパックから荷物を取り出す
パネルの上に、もう1枚のパネル。このポケット部分は行動中に使うモノを入れるのに適しており、僕はレインウェアを収納していました
なお、このパネルは二重構造。先ほど説明した荷室にアクセスできるパネルの上に、さらにもう1枚、同じようにワンアクションで開くパネルがあり、こちらは巨大なポケットとして機能し、荷物を仕分けできます。

ミステリーランチの大型バックパック
ブリッジャー55(左)のフロント部分には、伸縮する生地の大きなポケットを配置
ちなみに、このパネルが開閉するフロントのポケットはブリッジャー65のみの仕様です。ブリッジャー55のほうはパネルではなく、ストレッチ性のポケットが採用されています。じつは容量以外の「65」と「55」の違いは、この部分のみなのです。

大きく開くファスナーで取り出しやすい

バックパックの下部
バックパック下部から内部へアクセス
バックルを外してからファスナーを開くという、ユニークなシステム。このアイデアでバックパックの奥底に押し入れられていた大きな荷物にも簡単に手が届きます
メインの荷室にはボトム部分からもアクセス可能。下部の2つのバックルを外すと折り畳まれたファスナーが広がり、その部分を開くだけです。

長いファスナーが折り畳まれていた分だけ開口部は大きくなり、内部のモノがとても取り出しやすいデザインです。

バックパック内のメッシュポケットで大事なものを「定位置」に

バックパックから荷物を出す
僕が手に持っている赤いものは、ファーストエイドキット。いつもこの内ポケットに入れるクセをつけておけば、いざというときにはわざわざ探し出すことなく、すぐに応急処置道具を取り出せます
バックパック内の収納方法で、もうひとつユニークな部分を紹介しましょう。それは内部の両サイドに設けられたメッシュポケットです。

洋服でいえば内ポケットにあたる存在で、この部分にポケットをもつバックパックはあまりありません。

しかし、これによって大事な荷物を「定位置」に収めることができ、予想以上に重宝しました。

僕はこのとき、左側にファーストエイドキット、右側にバックパックカバーを入れておきましたが、今回は幸い、怪我もしなければ、雨もなし。

とはいえ、大事なものの収納場所が決まっていると行動中の安心感は格段に高まるものです。

トップリッドはヒップバッグに。テント場付近での散策などに

テント場で荷物を出す さまざまな場所から荷物を取り出すことができるのは、間違いなくラク!雨が降っていて、急いでテントを張りたいような状況のときは、とくにありがたさを感じます
さて、大きく広げたフロントパネルから荷物を取り出し、テントを設営しました。これでこの日の行動は終了です。

こうなると、この日はもうブリッジャーには出番がないと思われるかもしれません。しかし、テントの設営が終わっても、活躍の機会はまだ残されていました。
雨蓋、トップリッドをウェストバッグにする ヒップバッグを腰に巻いた状態。付属のベルトは長く、肩にかけて使うことも
じつはブリッジャーのリッド(雨蓋)は、取り外して付属のベルトを引き出すと、ヒップバッグに変身!

テント場の周辺で活動するときなどに便利なのです。
ウェストバッグの背面 リッドの裏側には袋状のスリットがあり、そこにバックル付きのベルトが収められています
山小屋へ受付や買い物に行ったり、近くの山頂へ往復したり、周囲を散策するときなど、非常に重宝します。帰宅前に温泉に行くときなどにも、サブバッグとして活躍しそうなのでした。

背負った荷物を軽く感じさせる工夫が詰まったバックパック

テント場で靴紐を結ぶ
ミステリーランチ代々の名作に与えられてきた「ブリッジャー」の名を冠するだけあり、ブリッジャー2022年バージョンは、やはりすばらしい出来栄えです。

登山をする男性
体にフィットして背負った荷物を軽く感じさせるフューチュラヨークシステムや各部のハーネス、バリエーション豊富で使い勝手がいいポケット類や便利な内部へのアクセスシステム、そしてリッドがヒップバッグとして使えるといううれしいアイデアなど、重要ポイントから細かい工夫まで、じつに気が利いていました。

稜線を歩く登山者
以前からミステリーランチを愛用してきた登山者はもちろん、大型バックパックを初めて購入し、これからテント泊に挑戦しようという初心者も大いに満足するでしょう。僕にとってもブリッジャーは新しい愛用品の一員となったことはいうまでもありません。
ブリッジャー65を詳しく見る

ブリッジャー55を詳しく見る

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  • 2022.09.22

通勤からアウトドアまでこれひとつ!ミレー「クーラ20」は旅好き女子におすすめリュック

アイキャッチ撮影:TAKAHASHI

使いやすさが詰まった多機能バックパック「クーラ20」

ミレー クーラ20 旅行 リュック
撮影:TAKAHASHI
長年、本格登山用バックパックの開発を行なってきたフランスの老舗アウトドアメーカー<ミレー>。その経験や技術を日常使いできるモデルに落とし込んだのが、多用途バックパック「クーラ」シリーズです。

日々の生活に必要な要素と快適性を両立させ、アウトドア・通勤・通学・旅行など、さまざまなシーンで活躍。今回は、普段使いにぴったりな20Lサイズを紹介します。

「クーラ20」が使いやすい4つのポイント

クーラ20 バックパック ミレー
撮影:TAKAHASHI(写真は20Lサイズ、カラーはPEYOTTE)
タフな生地を採用し、収納しやすく工夫されたポケットなど、アウトドアシーンで役立つ機能が満載の「クーラ20」。山でも街でもリュックを使い回したい人にぴったりの仕様となっています。

早速、その使いやすいポイントを見ていきましょう。

【使いやすさ①】整理しやすさが考えられた収納の数々

ミレー クーラ20 収納 リュック
撮影:TAKAHASHI(スリーブを備えたメイン収納)
メイン収納は大きく開閉するダブルジッパー仕様で、簡単に荷物を出し入れできます。

A4サイズがきちんと入る幅なので、仕事にも使いやすいサイズ感。PCやハイドレーション等を収納できるスリーブも備えています。

ミレー クーラ20 リュック ポケット
撮影:TAKAHASHI(細かいポケットのついたフロントのサブ収納)
フロントには大きく開閉するジッパーポケットが配置されています。さらに、サブポケットやペンホルダー付きで、地図やコンパス、名刺入れなど小物を整理するのに便利。

必要な道具を機能的に収納し、使いたい時にさっと取り出せる工夫がなされています。

ミレー クーラ20 サイド収納 リュック
撮影:TAKAHASHI(左:荷物を圧縮できるコンプレッションストラップ、右:ポールホルダー)
両サイドには、荷物の量に合わせて荷室を圧縮できるコンプレッションストラップ、三脚などの長いギアやボトルなどを収納するのに便利なサイドポケットを配備。

トレッキングポールなどを固定するポールホルダーなど、ハイキングや旅行にも対応できる機能が備わっています。

ミレー クーラ20 ポケット
撮影:TAKAHASHI(折り畳み式のチェストポケット)
ショルダーハーネスの一方には、折りたたみ式のストレッチチェストポケットが隠れています。

厚みはなくコンパクトな作りですが、スマホなどにぴったりなサイズ感。ただし、スマホカバーをつけている場合には収納するのは厳しそう。ICカードなど薄くて縦長のものを入れるのには、とても便利なポケットです。

【使いやすさ②】タフな生地で気兼ねなく使える

ミレー クーラ20 バックパック タフ
撮影:TAKAHASHI
メイン部分には、軽量ながら磨耗や引き裂きに強く、耐久性が高い500デニールのコーデュラナイロンを採用。メイン以外はより軽量な420デニールのベロシティナイロン生地を使用。タフさと軽さとのバランスに優れた仕上がりになっています。

さらに、撥水加工が施されているので水分を弾き、多少の雨なら心配ありません

【使いやすさ③】しっかりとした背面パッドで快適な背負い心地

クーラ20 背面パッド リュック
撮影:TAKAHASHI
背面にはクッション性のあるフォームが立体的に配置されており、重い荷物を長時間背負う時でも安定感と快適性を得られる工夫あり。やや幅のあるショルダーハーネスも程よい厚みがあり、背中や肩への荷重を軽減してくれます。

ウェストベルトは取り外し可能なので、日常や旅行先での街歩きにも違和感のないデザインも魅力です。

【使いやすさ④】雨もへっちゃら!レインカバー付き

ミレー クーラ20 レインカバー リュック
撮影:TAKAHASHI(底部のジッパーポケットにはレインカバーが収納されている)
底部のジッパーポケットには、レインカバーが収納されています。ポケットから引き出し、そのまま被せるだけだから急な雨も心配なし。本体としっかりと繋がっているので、強風などにも強い安全設計です。

何より、最初から付属しているので、わざわざ別にレインカバーを用意しなくていいところも嬉しいですね。

容量20Lってどのくらい入る?収納力をチェック

「クーラ20」は容量が20Lです。それって一体どのくらいの収納力があるのでしょうか?

試しに、筆者の【通勤時の荷物】と【ハイキングの荷物】を入れて確認してみました。

通勤スタイルの収納力チェック

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まずは、通勤スタイルでの収納力チェック。筆者の普段の仕事用具を詰め込みます。

ミレー クーラ20 通勤 バッグ
撮影:TAKAHASHI
【通勤時の荷物】
・ノートPC(13インチ)
・名刺入れ&財布
・メイクポーチ
・手帳&ボールペン
・イヤホン
・おやつケース
・ボトル
・タオル&サウナハット(サウナ用)
仕事が終わるとサウナに寄ることもあるので、サウナグッズを入れても余裕がありました。ジムに行くためのウェアやシューズを入れても十分に対応できる収納力です。

背面もしっかりとしているので、重たい教科書を入れる学生にもおすすめできますね。

ハイキングの収納力チェック

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続いて、4時間程度のハイキングを想定した荷物を詰め込んでみます。

ミレー クーラ20 ハイキング 荷物 リュック
撮影:TAKAHASHI
【ハイキングの荷物】
・レインウェア
・ヘッドライト
・地図&コンパス
・エマージェンシーキット
・財布&ポーチ
・行動食ケース
・ボトル
・モバイルバッテリー
ここでは初秋の日帰りハイキングを想定して荷物を入れてみました。

寒い季節であれば、薄手のダウンなど保温着を1枚プラスしても余裕のある収納力。ただし、クッカーなどの調理道具を持って行きたい場合や標高の高い山への登山なら、30Lサイズを選んだ方がいいでしょう。

【本気レビュー】1泊2日のハイク旅に最適すぎてベタ褒め!

ミレー クーラ20 ハイク 旅行
撮影:TAKAHASHI(カラー:PEYOTTE)
9月上旬、1泊2日のハイク旅「門前街歩き&池めぐりハイキング」でクーラ20を使ってきました。
 
結論から言うと、収納力があって使いやすい上に、とにかく背負い心地が最高。20Lという容量も1泊2日の旅行にちょうどいいサイズで、めちゃくちゃ気に入りました!
 
ベタ褒めポイント
①快適な背負い心地で、たくさん歩いても疲れにくい
②工夫されたポケットで整理整頓しやすい
③シンプルデザインで街コーデにもマッチ
 
ミレー クーラ20 ハイキング リュック
撮影:TAKAHASHI(2日目ハイキング時の荷物。前日に買ったおやつなどが増えたが、全く問題なくパッキングできた)

ベタ褒め①|快適な背負い心地で、たくさん歩いても疲れにくい

ミレー クーラ20 ハンドレスト
撮影:TAKAHASHI(背負いやすい上に収納力があり、お土産もたくさん詰め込める)
1日目はお寺に参拝し、その後は街歩き。カフェタイムを挟みながら合計で4時間ほどリュックを背負って歩き回っていました。にもかかわらず、荷物の重さで疲れを感じることはありませんでした。

幅広のショルダーハーネスのおかげで荷物の重さが分散。手を休めるためのハンドレストに指を通せば、背負い加減が変わって楽になります。ハイキングだけなく街でもこのハンドレストが大活躍。気がつくと指をかけて歩いていました。

ミレー クーラ20 ハイキング リュック
撮影:TAKAHASHI(2日目のハイキングは、リフトなどを利用し標高差が少ない木道歩きがメインで3時間程の行程)
背中に当たる部分のクッション性があるフォームのおかげで、背負い心地も抜群。初日も翌日のハイキングでもストレスを感じることなく歩くことができました。

そして、このしっかりとした背面構造のおかげで、空のバックでも型崩れせず自立してくれるところも好ポイント。街用バッグでは、PCなどを出したらグニャッと倒れて困ったことがあったので、こういう細かなポイントもミレーのバックパックならではの魅力だと感じました。

ベタ褒め②|工夫されたポケットで整理整頓しやすい

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撮影:TAKAHASHI
2日目のハイキングの際には、ショルダーハーネスのチェストポケットにスマホと共にバータイプの行動食を入れられて便利でした。

また、フロント中央のジッパーポケットには、サングラスなどカバンの中で迷子になりがちなアイテムを収納。使いたい時にさっと取り出せて、ストレスフリー

ベタ褒め③|シンプルなデザインだから街コーデにもマッチ

ミレー クーラ20 旅行 バッグ
撮影:TAKAHASHI(街歩きにも馴染むシンプルデザイン)
シンプルなデザインに、『MILLET』ロゴが控えめながらアクセントになっていい感じ。街中ではウェストベルトを外して使用したので、街コーデにも違和感なくマッチしていたと思います。

また、両サイドのコンプレッションベルトで荷室をギュッと圧縮することができ、すっきりとしたシルエットに。細部にまで気を配った作りに、さすがミレーだなと感心しました。

タフな質感だけど丸みのある愛らしいフォルム、絶妙なサイズ感……。アウトドア製品ならではの良さと、街に馴染むデザインで旅行にぴったりだと感じました。いつでもどこでも一緒に出かけたくなる、旅好き女子に激推しのリュックです!

シーンを選ばない「クーラ」は3サイズで展開

ミレー クーラ 20L 30L 40L
提供:ミレー(左からクーラ20クーラ30クーラ40
「クーラ」シリーズは、20L・30L・40Lの3サイズでの展開です。自身のスタイルや用途に応じたサイズを選んでくださいね。
 
クーラ 20 クーラ 30 クーラ 40
  • 税込
  • 価格
13,200円 15,400円 17,600円
容量 20L 30L 40L
サイズ 43×28×14cm 51×29×19cm 58×30×19cm
重量 720g 860g 1220g
素材 500D CORDURA® ナイロン 420D VELOCITY 500D CORDURA® ナイロン 420D VELOCITY 500D CORDURA® ナイロン 420D VELOCITY

日常使いに最適な20L


荷物多め&旅行使いにぴったり30L


大容量だから長期旅行にも対応する40L


「クーラ20」で仕事も旅も快適に楽しもう!

ミレー クーラ20 通勤 リュック
撮影:TAKAHASHI
ミレーの「クーラ20」は背負い心地が快適で、収納力もかなりのもの。さまざまなシーンに合わせやすいシンプルなデザインも毎日ヘビロテしたくなるポイントです。

ハイキングはもちろん旅行や普段使いに大活躍してくれること間違いなし。ぜひ、使ってみてくださいね!

 

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  • 2022.05.23

こんなのが欲しかった!軽くなっても、背負いやすさはそのまま。新感覚のバックパックが登場!

テント泊デビューのバックパックって、やっぱりゴツいやつがいいのかな? テント泊は重たい荷物を背負う苦労がある分、ほかには代えがたい自由を謳歌できる山登りの醍醐味といえるでしょう。 今回の主人公は、そんな憧れのテント泊に向けて、新たにバックパック(ザック)の購入を考えている初心者さん。日帰りや山小屋泊登山と違い、テントや寝袋といった装備が増えるため、容量の大きなバックパックが必要です。 どんなバックパックを選ぼうとしているのか聞いてみると、実は「重さ」について悩んでいるとか。 ひとりで頭を...

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  • 2022.04.29

【2022年最新】これでもう迷わない!トレランザックおすすめ23選

アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部 トレランには専用のザックが必須! 撮影:YAMA HACK編集部 自然の中を駆け抜ける爽快感が味わえるアクティビティとして、人気が高まっているトレイルランニング(以下トレラン)。 しかし、山の中を走る以上、何が起きても自分で対処できるようにしっかりとした準備が必要です。 水分や行動食などの補給に加え、レインウェアやヘッドライト、ファーストエイドキット(怪我などの応急処置セット)など、トレランで携行するべき装備品はたくさん。これらを持ち運ぶためにも...

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  • 2022.03.31

耐久性も使い勝手も抜群!アウトドアブランドの「ビジネスバッグ」おすすめ17選

アイキャッチ、記事中画像撮影:根本 絵梨子 アウトドアで培った技術がビジネスシーンでも大活躍! ここ数年、ビジネスシーンでもアウトドアブランドが大人気。通勤中に見かけることも多くなりました。 ビジネスバッグは毎日重い荷物を持ち運ぶもの。アウトドアブランドが作る製品は、耐久性が高く、防水性が備わったものが多いので、毎日ガンガン使っても安心なんです。 特にリュックタイプには、登山用のものづくりで培われた技術(ショルダーストラップや背面構造)が生かされています。背負いやすいので、通勤でも疲れにくいの...

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  • 2022.02.04

最初に選ぶべきザック(リュック)ってどれ?各メーカーおすすめの登山初心者モデルを紹介

アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部 初めてのザック、何をどんな基準で選べばいいの? 撮影:washio daisuke(初めてのザック、何をどんな基準で選べばいい?) 今年こそ登山を始めたい!そんな人にとって最初の関門が装備選びではないでしょうか。特にザック・登山靴・雨具は「登山の三種の神器」と呼ばれ、真っ先に揃える必要があるアイテムです。 中でも必要な荷物を全て背負って歩くスポーツである登山では、それらを収納するザックのセレクトがかなり重要。目的や体格に合わないモデルだと、装備が...