CATEGORY ギア

         PickUp NO IMAGE
  • 2022.09.27

「背負い続ける負担」を徹底的になくしたバックパック。ミステリーランチの「自信作」を詳細リポート

タフなバックパックといえば、このメーカー

ミステリーランチのロゴ
2000年にアメリカはモンタナ州ボーズマンで創業されたバックパックメーカー、ミステリーランチ。

アウトドア界の伝説的存在であるデイナ・グリーソンとその息子たちを中心にデザインされているバックパックは、「アウトドア」以外に「ミリタリー」や「ハンティング」のラインも充実するなど、タフでいて機能的なモデルがそろっています。

テント泊用の大型バックパック最新モデルは、65Lと55Lをラインナップ

ブリッジャー65とブリッジャー55
そのなかでも2022年最注目の最新型モデルが「ブリッジャー」シリーズ。細かな部分までこだわって完成させた、テント泊登山に適する大型モデルです。

「ブリッジャー55(55L)」と「ブリッジャー65(63L)」という2つのサイズがあり、写真はどちらもメンズモデル。女性が背負いやすいハーネスなどにアレンジしたレディスモデルも用意され、他のカラーバリエーションが展開されています。

今回は、以前からミステリーランチの愛用者であり、アメリカ本国のオフィスにも取材に行ったことがあるという山岳/アウトドアライターの高橋庄太郎さんに、使い心地をリポートしてもらいます。

ブリッジャー65を詳しく見るブリッジャー55を詳しく見る

ブランド愛用者の高橋庄太郎さんがリポート

高橋庄太郎
 
山岳/アウトドアライター 高橋庄太郎
高校山岳部で山歩きを始め、出版社勤務後にフリーランスのライターに。テント泊登山をこよなく愛し、山中にテント場が多い北アルプスがホーム山域。著書に『トレッキング実践学』(PEACS)、『テント泊登山の基本テクニック』(山と溪谷社)など。イベントやテレビ出演も多く、アウトドアギアのプロデュースも行なっている。

ミステリーランチの本拠地で創業者にレクチャーを受けて

僕がミステリーランチのバックパックを使い始めて、いまや10数年。

本拠地アメリカはモンタナ州ボーズマンのオフィスに取材に出かけ、創業者のデイナ・グリーソンから直々にミステリーランチの製品についてレクチャーを受け、彼の息子たちとともにバックパックを背負い、イエローストーン国立公園近くの山を歩いたこともあります。

ミステリーランチ本社
2014年に取材したミステリーランチのオフィス兼工場の様子。開発途中のプロトタイプなども豊富にあり、見ているだけで興奮!(撮影・高橋庄太郎)
ミステリーランチの古いバックパック
デイナ・グリーソンが手掛けた古いバックパック類。ミステリーランチ以前、彼はデイナ・デザインというブランドを手掛けており、その時代のアイテムも残っていました(撮影・高橋庄太郎)
それだけに、ミステリーランチについてはそれなりの知識をもっていると自負し、毎年登場する新製品をワクワクしながら楽しみにしています。

新モデルなのに「復活」?ミステリーランチの自信作

大型バックパック
今回のインプレッションに使用したのは、「ブリッジャー65」。カラーはウッド
さて、そんな僕が「とうとう復活か!?」とワクワクさせられた新モデルが「ブリッジャー」。

ここで注意していただきたいのは、ブリッジャーという名前のモデルは過去にも存在していたこと。今回のブリッジャーは同じ名称とはいえ、まったく新しい発想で作られた「2022年バージョン」なのです。

僕自身もすでに販売中止の古いブリッジャーを愛用していました。しかし、名称は同じでも、見た目は2022年バージョンとはほとんど別製品。

登山用バックパックを背負う
ブリッジャーの名がつけられたモデルが登場するのは数年ぶりで、だからこそ純然たる新製品なのに「復活」という言葉が出てくるのです。

実は「ブリッジャー」は、ミステリーランチの「登山用に開発された“自信作”」に代々受け継がれている由緒正しいモデル名。ミステリーランチの意気込みが伝わってくるネーミングです。それだけに最新型ブリッジャーは大いに期待できそうです。

では、実際にブリッジャーを背負って、山を歩いた感想をここから述べていきます。



食材が増える3~4泊くらいのテント泊にも。65Lサイズをリポート

テントと大型バックパック
はじめにお伝えしたいのは、ブリッジャーには容量違いで2タイプあり、僕がここで選んだのは容量63Lの「ブリッジャー65」ということ。

バックパックというものは、ある程度「大は小を兼ねる」ため、ひとまわり小さい「ブリッジャー55」ではなく、こちらをテスト用に使用しました。

容量が65L近くあれば、週末の1泊2日はいうまでもなく、食材が増える3~4泊くらいのテント泊登山にまで対応できます。また、分厚いスリーピングバッグや防寒着で荷物がかさむ寒い時期にも余裕をもって使用できるでしょう。

「軽さが正義」とは言えない。バックパックの真の実力

ストックを使って歩く
ブリッジャーを背負って山中へ。そのなかにはテント泊用のフル装備が収められ、テストのために15㎏以上の重さになるように、あえて荷物は多めにしておきました
ブリッジャー65の重量は2.5㎏。現代の大型バックパックとしては、それほど軽くはありません。だが、特別重いわけでもなく、いわば「普通」といったところです。

だが、「ウルトラライト」などの流れを汲むバックパックを知る人には、それでも重いと思うかもしれません。

しかし、バックパックという登山ギアは、単純に「軽さが正義」とは言えない一面があります。

背負ったときに重さを感じず、長時間歩いて疲れにくいのが「正解」

登山道を降りる
大型バックパックの真の実力は、「各部のハーネス」や「背面パネル」などの工夫により、荷物の重さを背中、肩、腰などへ適切に分散することで、「“背負ったときの重さ”を軽く感じさせる」ことにあります。

バックパック自体があまり軽くなくても、背負って歩いたときに体への負担が少なく、長時間歩いても疲れにくければ、それが正解。そんなことを証明するバックパックが、まさにブリッジャーなのでしょう。

必要にして十分。フィット感も極上な背面構造

背中に当たるパッドは縦に細長い窪み(赤線で囲んだ部分)があり、汗による湿気と熱気を効果的に排出します
こちらは、ブリッジャーの背面構造。背面のパッドは背中と腰に分割され、背中のパッドはショルダーハーネスと、腰のパッドはヒップハーネスと連結しています。

そして、それらのパッドのあいだに隙間を生み出すことで、バックパックの重量を減らすと同時に通気性も向上させてあります。

一般的な大型バックパックには、もっと面積が広い背面パネルをもつモデルが多く、それらに比べるとブリッジャーの背面パネルはいくぶん華奢で頼りなく見えるかもしれません。

しかし、実際に背負うとわかりますが、これは必要にして十分。フィット感も極上なのです。

独自のフレームシートが荷重を分散してくれる

ブリッジャーのフレームシート
黒い板状のものがフレームシート。肉抜きされて軽量ですが、そう簡単には壊れないほど硬く、弾力もあって頑丈
すばらしいフィット感を生み出す秘密は、ミステリーランチ独自の「フューチュラヨークシステム」。

背面パッドの裏に内蔵されたフレームシートを取り出し、これでバックパック本体と背面パッドを固定していたベルクロを引きはがすことで、背面長の調整が無段階ででき、一人ひとり異なる背中にぴったり合わせられるため、重い荷物を楽に背負えるようになります。

背面長を調節
フレームシートを背面パッドの下に押し入れ、幅広のベルクロを引きはがす様子
それだけではなく、この程よく湾曲したフレームシートを背面パッドに戻すと、背負ったときに背中から肩への曲線にきれいに沿い、ますます荷重を分散する効果が高まります。

これは既存のミステリーランチの大型バックパックにも搭載されていた非常に効果的な機能です。

ブリッジャーにはフューチュラヨークシステムのなかでもシンプルなタイプが使われていますが、その効果はまったく変わらず、ミステリーランチらしい背負いやすさがいつものように表現されていることを実感しました。


日本でのメインサイズであるMサイズは、背面長38㎝~51cmのユーザーに適し、日本人男性の大部分をカバー。実際の調整可能範囲はさらに広く、背面長が51cmを超えるユーザーでも実用上の大きな問題はありません。

直感的に調整できるヒップベルト

ウエストベルト
腰に当たるパッドは4分割。このなかでヒップベルトがつけられた体の正面に位置し、ヒップベルトがつけられた2つのパッドの角度は微調整可能。また、パッドの間のシルバーのラインは、金属製のスプリングスチールの一部です
腰まわりにも背負いやすさを向上させる、見逃してはいけない仕組みをもっています。

ブリッジャーのヒップハーネスは一見シンプルですが、そのフィット感の調整のための重要な工夫は、見えないところに隠されています。

ヒップハーネス
ウェストベルトの調整
内蔵されたバックルを外すとパッドが分離し、そのなかには3枚のベルクロ。これらの張り位置を変えることで、使う人の腰に合わせた角度の微調整が可能に
このヒップベルトの調整方法も、発想自体は以前のミステリーランチの製品と同様です。

しかし、ブリッジャーのシステムは少しシンプルに変更され、従来のモデルよりも直感的に調整できるようになって、使い勝手がアップしています。

フィット感の良さが荷重を分散し、「行動中の背負いやすさ」につながる

バックパックを背負う男性
いくぶん猫背気味の僕の背中へピッタリと沿ったショルダーハーネスと背面パッド、そしてヒップハーネス。このフィット感は、さすがミステリーランチ
バックパックが肩、背中、腰へ完全にフィットしていると体の全体に荷重が分散され、それだけで行動が楽になります。

とくにブリッジャーは背中側にバネのような効果をもつ「スプリングスチール」が組み合わせられ、これがバックパック本体の形状を整えるフレームになり、同時に体の動きに合わせて適度にたわんでくれます

バックパックを背負って歩く
そのために行動中に体を傾いたときに荷物の重さによって体が無用に振られる感覚が少なく、姿勢が安定します。

これは従来のミステリーランチのモデルでは感じられなかった背負い心地でした。

荷重分散効果を維持しながらも、「行動中の背負いやすさ」に関して、ブリッジャーは明らかに進化しているようです。

収納性が行動時のストレスを軽減してくれる

チェストストラップを装着
下側のチェストストラップをはめ、次に上側のストラップをはめようとしている様子。はじめは片方を留め忘れることもありましたが、使っているうちに次第に慣れてきました
細かいところではチェストストラップにも注目してください。一般的な登山用バックパックのチェストストラップは1本ですが、ブリッジャーのチェストストラップは2本。

まるでトレイルランニング向けのバックパックのようなディテールです。

左右のショルダーハーネスにはかなり大きなポケットが設けられており、チェストストラップ2本という仕様は、その部分が揺れ動きにくいようにするためでもあるでしょう。

バックパック本体が体にフィットする効果も高まるため、これもまた背負いやすさの向上につながっているようです。

500mlのボトルまで入る大きなポケット

胸ポケットにカメラを入れる
僕はいつもカメラといっしょに防水袋もポケットへ。こうすると雨が降ってきたとき、すぐにカメラを収納でき、慌てずに済みます
この胸元のポケットは500ml程度のボトルやソフトフラスコも入れられ、なかなか便利です。ただ、その大きさの分だけ深さもあり、小さいものを入れると出しにくくなることも。

僕は左右にコンパクトカメラとスマートフォンを入れていましたが、とくにカメラが取り出しにくくなりました。

しかし、このポケットの上部はドローコードで締められるようになっています。

そのために、コードでカメラを留めるように収納すれば、深く落ち込むのを防ぐことがで、大きな問題にはなりませんでした。

随所に配置されたポケットでモノの出し入れがスムーズ

登山中にカメラを手に持つ
このまま他の部分のポケットについても見ていきましょう。

ヒップハーネスの上のポケット、サイドのポケット、そしてリッドのポケットと、どれもよく考えられた形状になっており、ストレスなくモノを出し入れできることがわかるはずです。

大きいバックパックだからこそポケットで使い勝手が分かれる

登山の休憩
大量の荷物を入れる大型バックパックは、各部のポケットやリッドの収納性が使い心地を大きく左右します。

すぐに取り出したい細かいものは、ヒップハーネスのポケットに

ウェストベルトのポケット
メッシュ素材のヒップハーネスのポケットは縦11×横17㎝くらい。伸縮性もあり、行動食や地図などを入れるのに適しています。

伸縮性があるサイドポケットはどんなモノを入れても収まりがいい

バックパックのサイドポケット
トレッキングポールとボトルがいっしょに入るほど大きめのサイドポケットはストレッチ性の高い素材。きめが細かく、行動中に周囲の岩や枝に引っかかりにくくなっています。

トップリッド内にも大型ポケットを配置

バックパックの雨蓋内ポケット
リッドの収納スペースの裏側にも大型ポケット。その内側にはフックがあり、カギのような貴重品をキープできます。

生地のタフさと重量のバランスが秀逸

耐久性のある素材
擦れやすい底面や正面には軽量ながら強靭で耐摩耗性の高い330Dロービックナイロン(左側)、擦れの心配の少ない部分にはさらに軽量な100Dのリサイクルナイロン(右側)を採用
ところで、僕がミステリーランチを愛用している理由のひとつが、「タフであること」。

このブランドの特徴を説明するときに、僕はいつも「質実剛健」という言葉を使いますが、その剛健さを象徴するのが、生地に代表される使用素材です。

ミステリーランチは以前からアウトドア向けでもミリタリー用に匹敵するほど強靭極まる素材が大半のモデルに採用されており、生地は分厚くて重く、それがバックパックの重量増に直結していました。

しかし、近年は耐久性があまり必要ではない部分には薄く軽量な素材も「適材適所」で併用され、各部のパーツも小型で丈夫なものに変更されるなど、大型バックパックでも昔ほど重くはなくなっています。
パッドの素材 表生地の丈夫さに対し、体に触れるパッド類の生地は柔らか。吸湿速乾性の素材が使われ、吸い込んだ汗でいつまでも湿っているようなことがありません。
ブリッジャーもその流れを汲み、質実剛健ながらも重量を抑えていました。

山慣れしていない人が手荒に扱ってしまうことも。だからこそ、このタフさは心強い

登山で岩場を歩く
ブリッジャーに代表される現在のミステリーランチは軽量化を十分に実現しつつも、いまだに他ブランド以上の耐久性を備えています。

だから、登山に慣れない初心者が手荒に使って岩にこすれたり、不適切な使い方をして小さなパーツに大きな負荷がかかったりしても、よほどのことでは破損しません。

むしろビギナーこそ安心して使えるモデルが、現在のミステリーランチ・アウトドアラインのメインストリーム。もちろん経験者がハードに使っても傷みにくいのです。

サッと荷物が取り出せる。それだけで確実にラク!

青空の登山
テストは気温が高い晴れた日。歩き続けていると汗が流れてきましたが、ブリッジャーは通気性がよく、背中が過度に濡れることはありませんでした
僕はブリッジャー65を背負って山を歩き続け、使い勝手をしっかりとチェック。明るいうちに山中のテント場へと向かいました。

樹林帯を歩く
樹林帯で標高を下げていくと、目指すテント場が近づいてきます。ブリッジャーの調子のよさは、長時間背負い続けても変わりません
その後、無事にテント場へ到着。山中で一晩過ごす準備をするためにバックパックから荷物を出していきます。

荷室へのアクセスがワンアクションで済む

ブリッジャー65
このときブリッジャー65がもつ、メインの荷室へ簡単にアクセスできる工夫が役立ちました。

フロントに開閉可能な大きなパネルがあり、バックパック上部以外にここからも荷物の出し入れが可能なのです。

片手はバックパックの上方へ、もう片手はパネルの末端へ。そのまま両手を広げると、荷室がすみやかにオープン
このパネルには2本のファスナーがつけられており、普通に考えれば1本ずつ、計2回引き下げないと開くことができないはず。しかし、このパネルはもっと簡単にワンアクションでオープンし、実に簡単です。

その理由は、上に向かって伸びる2本のファスナーの滑りがよく、しかもそれら2本の間がわずかに狭まっていくように絶妙な位置に縫い付けられているからです。

バックパックを開ける
その工夫により、一方の手をパネルにかけ、もう一方の手をバックパック本体にかけて一気に手を広げると、ほとんど抵抗なく瞬間的にパネルが大きく開きます。

説明するとどうにも小難しくなりますが、やってみると非常に簡単で、直感的に使用できる便利な構造だとわかります。

フックをかける
また、パネルを下げたときにバックパックの荷室が広がりすぎないように、上部はわざわざスライド式の固定パーツで留められるようになっています。こんな細部もぬかりありません。

二重構造のパネルで荷物の仕分けも

バックパックから荷物を取り出す
パネルの上に、もう1枚のパネル。このポケット部分は行動中に使うモノを入れるのに適しており、僕はレインウェアを収納していました
なお、このパネルは二重構造。先ほど説明した荷室にアクセスできるパネルの上に、さらにもう1枚、同じようにワンアクションで開くパネルがあり、こちらは巨大なポケットとして機能し、荷物を仕分けできます。

ミステリーランチの大型バックパック
ブリッジャー55(左)のフロント部分には、伸縮する生地の大きなポケットを配置
ちなみに、このパネルが開閉するフロントのポケットはブリッジャー65のみの仕様です。ブリッジャー55のほうはパネルではなく、ストレッチ性のポケットが採用されています。じつは容量以外の「65」と「55」の違いは、この部分のみなのです。

大きく開くファスナーで取り出しやすい

バックパックの下部
バックパック下部から内部へアクセス
バックルを外してからファスナーを開くという、ユニークなシステム。このアイデアでバックパックの奥底に押し入れられていた大きな荷物にも簡単に手が届きます
メインの荷室にはボトム部分からもアクセス可能。下部の2つのバックルを外すと折り畳まれたファスナーが広がり、その部分を開くだけです。

長いファスナーが折り畳まれていた分だけ開口部は大きくなり、内部のモノがとても取り出しやすいデザインです。

バックパック内のメッシュポケットで大事なものを「定位置」に

バックパックから荷物を出す
僕が手に持っている赤いものは、ファーストエイドキット。いつもこの内ポケットに入れるクセをつけておけば、いざというときにはわざわざ探し出すことなく、すぐに応急処置道具を取り出せます
バックパック内の収納方法で、もうひとつユニークな部分を紹介しましょう。それは内部の両サイドに設けられたメッシュポケットです。

洋服でいえば内ポケットにあたる存在で、この部分にポケットをもつバックパックはあまりありません。

しかし、これによって大事な荷物を「定位置」に収めることができ、予想以上に重宝しました。

僕はこのとき、左側にファーストエイドキット、右側にバックパックカバーを入れておきましたが、今回は幸い、怪我もしなければ、雨もなし。

とはいえ、大事なものの収納場所が決まっていると行動中の安心感は格段に高まるものです。

トップリッドはヒップバッグに。テント場付近での散策などに

テント場で荷物を出す さまざまな場所から荷物を取り出すことができるのは、間違いなくラク!雨が降っていて、急いでテントを張りたいような状況のときは、とくにありがたさを感じます
さて、大きく広げたフロントパネルから荷物を取り出し、テントを設営しました。これでこの日の行動は終了です。

こうなると、この日はもうブリッジャーには出番がないと思われるかもしれません。しかし、テントの設営が終わっても、活躍の機会はまだ残されていました。
雨蓋、トップリッドをウェストバッグにする ヒップバッグを腰に巻いた状態。付属のベルトは長く、肩にかけて使うことも
じつはブリッジャーのリッド(雨蓋)は、取り外して付属のベルトを引き出すと、ヒップバッグに変身!

テント場の周辺で活動するときなどに便利なのです。
ウェストバッグの背面 リッドの裏側には袋状のスリットがあり、そこにバックル付きのベルトが収められています
山小屋へ受付や買い物に行ったり、近くの山頂へ往復したり、周囲を散策するときなど、非常に重宝します。帰宅前に温泉に行くときなどにも、サブバッグとして活躍しそうなのでした。

背負った荷物を軽く感じさせる工夫が詰まったバックパック

テント場で靴紐を結ぶ
ミステリーランチ代々の名作に与えられてきた「ブリッジャー」の名を冠するだけあり、ブリッジャー2022年バージョンは、やはりすばらしい出来栄えです。

登山をする男性
体にフィットして背負った荷物を軽く感じさせるフューチュラヨークシステムや各部のハーネス、バリエーション豊富で使い勝手がいいポケット類や便利な内部へのアクセスシステム、そしてリッドがヒップバッグとして使えるといううれしいアイデアなど、重要ポイントから細かい工夫まで、じつに気が利いていました。

稜線を歩く登山者
以前からミステリーランチを愛用してきた登山者はもちろん、大型バックパックを初めて購入し、これからテント泊に挑戦しようという初心者も大いに満足するでしょう。僕にとってもブリッジャーは新しい愛用品の一員となったことはいうまでもありません。
ブリッジャー65を詳しく見る

ブリッジャー55を詳しく見る

Sponsored by エイアンドエフ


オリジナルのフィードバックアンケートを作りましょう The post 「背負い続ける負担」を徹底的になくしたバックパック。ミステリーランチの「自信作」を詳細リポート first appeared on 【YAMA HACK】日本最大級の登山マガジン - ヤマハック.

         ギア NO IMAGE
  • 2022.09.22

通勤からアウトドアまでこれひとつ!ミレー「クーラ20」は旅好き女子におすすめリュック

アイキャッチ撮影:TAKAHASHI

使いやすさが詰まった多機能バックパック「クーラ20」

ミレー クーラ20 旅行 リュック
撮影:TAKAHASHI
長年、本格登山用バックパックの開発を行なってきたフランスの老舗アウトドアメーカー<ミレー>。その経験や技術を日常使いできるモデルに落とし込んだのが、多用途バックパック「クーラ」シリーズです。

日々の生活に必要な要素と快適性を両立させ、アウトドア・通勤・通学・旅行など、さまざまなシーンで活躍。今回は、普段使いにぴったりな20Lサイズを紹介します。

「クーラ20」が使いやすい4つのポイント

クーラ20 バックパック ミレー
撮影:TAKAHASHI(写真は20Lサイズ、カラーはPEYOTTE)
タフな生地を採用し、収納しやすく工夫されたポケットなど、アウトドアシーンで役立つ機能が満載の「クーラ20」。山でも街でもリュックを使い回したい人にぴったりの仕様となっています。

早速、その使いやすいポイントを見ていきましょう。

【使いやすさ①】整理しやすさが考えられた収納の数々

ミレー クーラ20 収納 リュック
撮影:TAKAHASHI(スリーブを備えたメイン収納)
メイン収納は大きく開閉するダブルジッパー仕様で、簡単に荷物を出し入れできます。

A4サイズがきちんと入る幅なので、仕事にも使いやすいサイズ感。PCやハイドレーション等を収納できるスリーブも備えています。

ミレー クーラ20 リュック ポケット
撮影:TAKAHASHI(細かいポケットのついたフロントのサブ収納)
フロントには大きく開閉するジッパーポケットが配置されています。さらに、サブポケットやペンホルダー付きで、地図やコンパス、名刺入れなど小物を整理するのに便利。

必要な道具を機能的に収納し、使いたい時にさっと取り出せる工夫がなされています。

ミレー クーラ20 サイド収納 リュック
撮影:TAKAHASHI(左:荷物を圧縮できるコンプレッションストラップ、右:ポールホルダー)
両サイドには、荷物の量に合わせて荷室を圧縮できるコンプレッションストラップ、三脚などの長いギアやボトルなどを収納するのに便利なサイドポケットを配備。

トレッキングポールなどを固定するポールホルダーなど、ハイキングや旅行にも対応できる機能が備わっています。

ミレー クーラ20 ポケット
撮影:TAKAHASHI(折り畳み式のチェストポケット)
ショルダーハーネスの一方には、折りたたみ式のストレッチチェストポケットが隠れています。

厚みはなくコンパクトな作りですが、スマホなどにぴったりなサイズ感。ただし、スマホカバーをつけている場合には収納するのは厳しそう。ICカードなど薄くて縦長のものを入れるのには、とても便利なポケットです。

【使いやすさ②】タフな生地で気兼ねなく使える

ミレー クーラ20 バックパック タフ
撮影:TAKAHASHI
メイン部分には、軽量ながら磨耗や引き裂きに強く、耐久性が高い500デニールのコーデュラナイロンを採用。メイン以外はより軽量な420デニールのベロシティナイロン生地を使用。タフさと軽さとのバランスに優れた仕上がりになっています。

さらに、撥水加工が施されているので水分を弾き、多少の雨なら心配ありません

【使いやすさ③】しっかりとした背面パッドで快適な背負い心地

クーラ20 背面パッド リュック
撮影:TAKAHASHI
背面にはクッション性のあるフォームが立体的に配置されており、重い荷物を長時間背負う時でも安定感と快適性を得られる工夫あり。やや幅のあるショルダーハーネスも程よい厚みがあり、背中や肩への荷重を軽減してくれます。

ウェストベルトは取り外し可能なので、日常や旅行先での街歩きにも違和感のないデザインも魅力です。

【使いやすさ④】雨もへっちゃら!レインカバー付き

ミレー クーラ20 レインカバー リュック
撮影:TAKAHASHI(底部のジッパーポケットにはレインカバーが収納されている)
底部のジッパーポケットには、レインカバーが収納されています。ポケットから引き出し、そのまま被せるだけだから急な雨も心配なし。本体としっかりと繋がっているので、強風などにも強い安全設計です。

何より、最初から付属しているので、わざわざ別にレインカバーを用意しなくていいところも嬉しいですね。

容量20Lってどのくらい入る?収納力をチェック

「クーラ20」は容量が20Lです。それって一体どのくらいの収納力があるのでしょうか?

試しに、筆者の【通勤時の荷物】と【ハイキングの荷物】を入れて確認してみました。

通勤スタイルの収納力チェック

slider image
slider image
slider image
{"pagination":"true","pagination_type":"bullets","autoplay":"true","autoplay_speed":"3000","direction":"horizontal","auto_stop":"false","speed":"300","animation":"slide","vertical_height":"","autoheight":"false","space_between":"0","loop":"true"}


まずは、通勤スタイルでの収納力チェック。筆者の普段の仕事用具を詰め込みます。

ミレー クーラ20 通勤 バッグ
撮影:TAKAHASHI
【通勤時の荷物】
・ノートPC(13インチ)
・名刺入れ&財布
・メイクポーチ
・手帳&ボールペン
・イヤホン
・おやつケース
・ボトル
・タオル&サウナハット(サウナ用)
仕事が終わるとサウナに寄ることもあるので、サウナグッズを入れても余裕がありました。ジムに行くためのウェアやシューズを入れても十分に対応できる収納力です。

背面もしっかりとしているので、重たい教科書を入れる学生にもおすすめできますね。

ハイキングの収納力チェック

slider image
slider image
slider image
{"pagination":"true","pagination_type":"bullets","autoplay":"true","autoplay_speed":"3000","direction":"horizontal","auto_stop":"false","speed":"300","animation":"slide","vertical_height":"","autoheight":"false","space_between":"0","loop":"true"}


続いて、4時間程度のハイキングを想定した荷物を詰め込んでみます。

ミレー クーラ20 ハイキング 荷物 リュック
撮影:TAKAHASHI
【ハイキングの荷物】
・レインウェア
・ヘッドライト
・地図&コンパス
・エマージェンシーキット
・財布&ポーチ
・行動食ケース
・ボトル
・モバイルバッテリー
ここでは初秋の日帰りハイキングを想定して荷物を入れてみました。

寒い季節であれば、薄手のダウンなど保温着を1枚プラスしても余裕のある収納力。ただし、クッカーなどの調理道具を持って行きたい場合や標高の高い山への登山なら、30Lサイズを選んだ方がいいでしょう。

【本気レビュー】1泊2日のハイク旅に最適すぎてベタ褒め!

ミレー クーラ20 ハイク 旅行
撮影:TAKAHASHI(カラー:PEYOTTE)
9月上旬、1泊2日のハイク旅「門前街歩き&池めぐりハイキング」でクーラ20を使ってきました。
 
結論から言うと、収納力があって使いやすい上に、とにかく背負い心地が最高。20Lという容量も1泊2日の旅行にちょうどいいサイズで、めちゃくちゃ気に入りました!
 
ベタ褒めポイント
①快適な背負い心地で、たくさん歩いても疲れにくい
②工夫されたポケットで整理整頓しやすい
③シンプルデザインで街コーデにもマッチ
 
ミレー クーラ20 ハイキング リュック
撮影:TAKAHASHI(2日目ハイキング時の荷物。前日に買ったおやつなどが増えたが、全く問題なくパッキングできた)

ベタ褒め①|快適な背負い心地で、たくさん歩いても疲れにくい

ミレー クーラ20 ハンドレスト
撮影:TAKAHASHI(背負いやすい上に収納力があり、お土産もたくさん詰め込める)
1日目はお寺に参拝し、その後は街歩き。カフェタイムを挟みながら合計で4時間ほどリュックを背負って歩き回っていました。にもかかわらず、荷物の重さで疲れを感じることはありませんでした。

幅広のショルダーハーネスのおかげで荷物の重さが分散。手を休めるためのハンドレストに指を通せば、背負い加減が変わって楽になります。ハイキングだけなく街でもこのハンドレストが大活躍。気がつくと指をかけて歩いていました。

ミレー クーラ20 ハイキング リュック
撮影:TAKAHASHI(2日目のハイキングは、リフトなどを利用し標高差が少ない木道歩きがメインで3時間程の行程)
背中に当たる部分のクッション性があるフォームのおかげで、背負い心地も抜群。初日も翌日のハイキングでもストレスを感じることなく歩くことができました。

そして、このしっかりとした背面構造のおかげで、空のバックでも型崩れせず自立してくれるところも好ポイント。街用バッグでは、PCなどを出したらグニャッと倒れて困ったことがあったので、こういう細かなポイントもミレーのバックパックならではの魅力だと感じました。

ベタ褒め②|工夫されたポケットで整理整頓しやすい

slider image
slider image
slider image
{"pagination":"true","pagination_type":"bullets","autoplay":"true","autoplay_speed":"3000","direction":"horizontal","auto_stop":"false","speed":"300","animation":"slide","vertical_height":"","autoheight":"false","space_between":"0","loop":"true"}

撮影:TAKAHASHI
2日目のハイキングの際には、ショルダーハーネスのチェストポケットにスマホと共にバータイプの行動食を入れられて便利でした。

また、フロント中央のジッパーポケットには、サングラスなどカバンの中で迷子になりがちなアイテムを収納。使いたい時にさっと取り出せて、ストレスフリー

ベタ褒め③|シンプルなデザインだから街コーデにもマッチ

ミレー クーラ20 旅行 バッグ
撮影:TAKAHASHI(街歩きにも馴染むシンプルデザイン)
シンプルなデザインに、『MILLET』ロゴが控えめながらアクセントになっていい感じ。街中ではウェストベルトを外して使用したので、街コーデにも違和感なくマッチしていたと思います。

また、両サイドのコンプレッションベルトで荷室をギュッと圧縮することができ、すっきりとしたシルエットに。細部にまで気を配った作りに、さすがミレーだなと感心しました。

タフな質感だけど丸みのある愛らしいフォルム、絶妙なサイズ感……。アウトドア製品ならではの良さと、街に馴染むデザインで旅行にぴったりだと感じました。いつでもどこでも一緒に出かけたくなる、旅好き女子に激推しのリュックです!

シーンを選ばない「クーラ」は3サイズで展開

ミレー クーラ 20L 30L 40L
提供:ミレー(左からクーラ20クーラ30クーラ40
「クーラ」シリーズは、20L・30L・40Lの3サイズでの展開です。自身のスタイルや用途に応じたサイズを選んでくださいね。
 
クーラ 20 クーラ 30 クーラ 40
  • 税込
  • 価格
13,200円 15,400円 17,600円
容量 20L 30L 40L
サイズ 43×28×14cm 51×29×19cm 58×30×19cm
重量 720g 860g 1220g
素材 500D CORDURA® ナイロン 420D VELOCITY 500D CORDURA® ナイロン 420D VELOCITY 500D CORDURA® ナイロン 420D VELOCITY

日常使いに最適な20L


荷物多め&旅行使いにぴったり30L


大容量だから長期旅行にも対応する40L


「クーラ20」で仕事も旅も快適に楽しもう!

ミレー クーラ20 通勤 リュック
撮影:TAKAHASHI
ミレーの「クーラ20」は背負い心地が快適で、収納力もかなりのもの。さまざまなシーンに合わせやすいシンプルなデザインも毎日ヘビロテしたくなるポイントです。

ハイキングはもちろん旅行や普段使いに大活躍してくれること間違いなし。ぜひ、使ってみてくださいね!

 

The post 通勤からアウトドアまでこれひとつ!ミレー「クーラ20」は旅好き女子におすすめリュック first appeared on 【YAMA HACK】日本最大級の登山マガジン - ヤマハック.

         ギア NO IMAGE
  • 2022.09.22

焚き火の相棒!ワンタッチで「シャキーン」と伸びる火吹き棒が新登場

火吹き棒で焚き火のベストシーズンを楽しもう! 少しずつ秋の気配がするこの頃、落ち葉も色づきそろそろキャンプのベストシーズンが到来ですね。 肌寒くなって、より楽しみなのはやはり焚火。秋の夜長、ホットドリンク片手にじっくり火 […]

焚き火の相棒!ワンタッチで「シャキーン」と伸びる火吹き棒が新登場【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアのプラットフォームで公開された投稿です。

         ギア NO IMAGE
  • 2022.09.20

MSRから待望の新作!軽量・快適・高耐久の「ハバハバシールド」レビュー

アイキャッチ画像撮影:筆者

最初の登山用テントに最適!<MSR>ハバハバシールド

撮影:筆者
初めて登山用テントを買うなら押さえておきたいのが携帯性と居住性、そして設営のしやすさ。重い荷物を持ち慣れない人にとって重いテントは登山の負担、テントでゆっくりと寝ることができなければ翌日の行程にも響きます。また、設営時に慣れないと手間取り暗くなってしまうこともありますし、特に悪天候時はスピーディーな設営が重要に。しかし、いずれも優秀なテントはなかなか見つかりません。

それらのポイントを押さえて、うまくバランスのとれたテントがハバハバシールド

テントとフットプリント
撮影:筆者
ハバハバシールドは1、2、3人用の3種類、ダブルウォールの自立式でスペックは以下の通りです。すべて専用のフットプリント(画像左)が別売りされています。
ハバハバシールド1 ハバハバシールド2 ハバハバシールド3
定員 1人 2人 3人
ドアの数 1 2 2
最小重量 950g 1300g 1550g
総重量 1110g 1470g 1720g
収納サイズ 46x10cm 46x11cm 51x13cm
素材
【フライ】
20D リップストップナイロン 耐水圧1,200mm エクストリームシールドポリウレタン& シリコンコーティング
【ポール】
イーストンサイクロン
【キャノピー(インナーテント側面および天井部分)】
10D ポリエステルマイクロメッシュ、20D リップストップナイロン& DWR コーティング
【フロア】
20D リップストップナイロン 耐水圧1,200mm エクストリームシールドポリウレタン&DWR コーティング
 
本記事では2人用のハバハバシールド2を使ってレビューします。
 
前モデルはコレ

ますます向上した居住性

ハバハバシールドの居住性
撮影:筆者
まずは一番気になる居住性。もともと居住性が高いハバシリーズですが、ハバハバシールドになってますます向上していました。

驚異の弾力性|サイクロンポールで強風でも安心

サイクロンポール
撮影:筆者
テントの中にいると一番不安なのが「風」。強風に耐えられないと倒壊することもあり、風が強いと安心して眠れません。ハバハバシールドは厳しい山岳の風に対応した弾力性と耐久性を併せ持つイーストン社のサイクロンポールを使用。強固な耐風性で居住性を支えています。

設営途中のサイクロンポール
撮影:筆者
設営時、テントの4方の穴にポールの先を押し込みますが、その際、ポールを曲げながら作業する必要があります。その場合でも、それほど力は必要なく跳ね返りも少ないのは、サイクロンポールの弾力性のおかげでしょう。
 

手でポールを押してみる
撮影:筆者
試しにテントの前部を支えているポールを下に下げてみましたが、強く戻される感覚もなく、柔らかな弾力性を感じました。

天井の交差部分
撮影:筆者
ハバハバシールドでは、前モデルのハバハバNXで採用されていた交差部分のハブを省略し、インナーテントの中央もフックで吊るす構造に変更。これによりさらに耐風性がアップしています。

独自のテクノロジーによる高い防水性

レインフライの撥水
撮影:筆者
テントの防水性能は重要なポイント。レインフライとフロアには、ハバハバNXと同じくエクストリームシールドシステムを採用。これは、一般的な防水コーティングに比べ約3倍長持ちする特殊な加工技術です。テントの中で一番劣化しやすいのは防水コーティングなので、長持ちするのはコスト的にも◎。

エクストリームシールドの縫い目
撮影:筆者
上の画像のように防水用のシームテープを貼らない特殊縫製なので、シームテープの経年劣化による防水力低下の心配はありません。また、テープがないので軽量化にも貢献しています。

フロア
撮影:筆者
前モデルの30Dから20Dに変更されたフロアは、軽量テントにありがちな特に薄いという感じもなく、しっかりとした印象。これだけでも整地された場所なら大丈夫そうですが、フットプリント(フロアの保護シート)を使用したほうが安心でしょう。

稜線のテント場でも快適|布部分が増加

ハバハバ比較
撮影:筆者
ハバハバNXにくらべ大幅にメッシュ面積が減少し布部分が増加。風が侵入する場所が小さくなったので、保温力がアップしています。日本アルプスに多い稜線のテント場は強風を受けやすく、夏でも寒くなりがち。こういう状況にも対応したことが、“日本の山岳シーンにより対応”したポイントです。

前室は荷物置き場には十分なスペース

前室
撮影:筆者
前室は靴置き場として十分なスペース。ハバハバシールド2と3は、これが両側2ヶ所にあるので、かなり余裕があります。

様々な工夫がこらされたレインフライ

  ベンチレーション
撮影:筆者
レインフライの短辺側(画像左)、前室の上ファスナー(画像右)には開閉できるベンチレーションがあり、テントの換気調整ができます。
 
レインガーター
撮影:筆者
レインフライのファスナー部分にはレインガーター(雨どい)が付いています。雨降り時や雨上がりにテントから出入りする場合、雨だれがこれを伝わるので、体が濡れにくくなる仕組みに。ちょっとしたことですが、うれしい機能です。

出入口は少し小さめだけどシンプル開閉

ハバハバシールド出入口
撮影:筆者
出入口はテント長辺側の約半分、ハバハバNXに比べると小さくなり、上下2か所のファスナーで直線的に開閉する仕様(画像緑部分がファスナー)です。

ハバハバNXの出入口
撮影:筆者(前モデル ハバハバNXの出入口)
ハバハバNXと見比べると一目瞭然。開放感は少なくなりましたが、ハバハバシールドはファスナーの距離が短く、直線になったので開閉は早くなっています。

前モデルではダブルファスナーの閉じた位置を探したり、曲線部分の開閉がスムーズではなかったりなど、手間取ることがありましたが、開閉がシンプルで操作しやすくなっています。

立ち上がり気味の壁で広く感じる室内

立ち上がった壁のインナーテント
撮影:筆者
ハバハバは前モデルを含め、前後左右の壁部分が立ち上がった独特の形状のため、テント上部が広くなっています。

テント内部
撮影:筆者
フロアは2人用としては標準的な広さですが、頭の部分に余裕があるので座っていても狭さを感じません。
テント内にはメッシュポケットが前後左右4カ所、ループも何カ所かあるので、それらを有効に使えば、室内をもっと広く使えそうです。

ケーブルホール
撮影:筆者
ちょっとしたことですが便利になったポイントが、フロア側のメッシュポケットのコーナーにケーブルホールが付いたこと。例えばメッシュポケットの中にスマートフォンを入れたままイヤフォンを接続するなど、便利に使えます。

出入口パネル仮止めループ
撮影:筆者
ちょっとしたポイントがもう1つ。画像の赤丸部分はテントの出入口ドアを止めておくことができるループになっており、差し込むだけでドアを止めておけます。前室のものを取る時など、ちょっと開ける時は便利です。

メッシュは閉め切りできないので使用シーンに応じて工夫を

出入口ドア
撮影:筆者
出入口ドアは布とメッシュを組み合わせた1枚構成。布とメッシュが重なった2枚構成であれば布やメッシュの面積を調節できますが、ハバハバシールドはそれができません。

インナーメッシュ部分
撮影:筆者
前後左右にあるメッシュパネル部分を閉め切ることができないので、冷たい風が吹き込むような寒い時期には不向きです。もともとスリーシーズン用なので冬は対応していませんが、春や秋の中高山の夜は冷え込むので寒いかもしれません。保温力の高いウェアや寝袋を用意するなど、シーンに応じて工夫すると良いでしょう。

夏の低山や海辺など、虫が気になる場所ではドアを閉め切らざるをえずに暑さを感じそうですが、その分軽量化に貢献しているポイントでもあります。

迷いが少ない前後左右対称型|スムーズな設営が可能

居住性についてわかったところで、ここからは“設営のしやすさ”と“携帯性”について見ていきましょう。

ハバハバシールド2セット内容
撮影:筆者
セット内容は、画像左から、ポール、インナーテント、レインフライ、ペグ8本&ガイロープ4本セット、スタッフサック。スタッフサックは開口部が大きく開くので収納が簡単です。

slider image
slider image
slider image
slider image
slider image
slider image
slider image
{"pagination":"true","pagination_type":"bullets","autoplay":"true","autoplay_speed":"3000","direction":"horizontal","auto_stop":"false","speed":"300","animation":"slide","vertical_height":"","autoheight":"false","space_between":"0","loop":"true"}

撮影:筆者
設営撤収はいたって簡単。手順的には以下の通り、撤収はこの逆です。初めての設営で所要時間およそ10分程度、特に迷うこともなく完了。

 
①.インナーテントを広げてペグダウンする
②.ポールを組立てインナーテント四方のグロメットに差し込む
③.インナーテントを吊り下げる
④.リッジポールを掛けてインナーテント上部のグロメットに差し込む
⑤.レインフライをかぶせ、テント4方のポールの先に掛ける
⑥.レインフライ前室上のグロメット、ずれ防止ループを止め、4方のストラップでテンションを調整
⑦.前室をペグダウンし、前後左右のガイラインを張る
 

ハブ連結のポール
撮影:筆者
一見複雑に見えるポール構造ですが、ポールを広げるとハブに自動的に入ってしまい、ほとんど何も考えることなく連結されました。

ハバハバシールド 左右対称
撮影:筆者
また、ハバハバシールドのレインフライとインナーテントは、出入口が1箇所の1人用を除いて前後左右対称形なので、設営時に「前?後?」とか迷いなく完了します。

これらがスムーズに設営できる要因。初心者にもやさしい作りですね。

組立図
撮影:筆者
ちなみにスタッフサックの開口部の裏には簡単な設営方法が貼ってあります。一目でわかりやすく書かれており、設営の助けに。

軽い上に、折りたためばザックにきれいに収まる大きさに

折り畳んだハバハバ
撮影:筆者
テント本体とポールを一緒に収納したままではザックの中で幅を取り、他の荷物をパッキングしづらいので、ポールを抜いて本体を2つ折りにしてみました。
 
ザックに収めたハバハバ
撮影:筆者
こうすれば、中型ザックにもすんなり収まるサイズに。
総重量も2人用で1.5kgを切る軽さで、前モデルよりも290g軽量化しています。収納しやすく重量も抑えられているため、携帯性は問題ありません。

<MSR>フリーライトとはどう違う?

MSRにはハバハバシールドと同じダブルウォール自立式軽量テントにフリーライトがあります。どちらも、軽量性と快適性を両立したテントですが、重量は2人用でフリーライトのほうが410g軽量です。

大きな違いは、
・フリーライトのインナーテントは、ほとんどがメッシュ、通気性抜群だが寒さには弱い
・ポールやテント素材はハバハバシールドほど耐久性を重視していない
・フリーライトのレインフライはインナーテント全体を覆っていないので軽量だが、風雨の際の防水性が不安



 

つまり、
・高山のような冷え込みがあり、かつ、強風が予想される場合はハバハバシールド
・比較的暖かな季候の中、過酷な環境が予想されないような場合はフリーライト

が、おすすめです。

 
フリーライト2 ハバハバシールド2
定員 2人 2人
ドアの数 2 2
最小重量 910g 1300g
総重量 1060g 1470g
収納サイズ 46×11cm 46×11cm
なお、フリーライトにも1人用・2人用・3人用があります。

高山から低山までスリーシーズンのテント泊におすすめ

ハバハバシールド2まとめ画像
撮影:筆者
山岳でのテント泊では、縦走距離を稼ぐ移動性重視の人もいれば、じっくり山を楽しむ人もいます。このハバハバシールドはどちらかというと後者の人向き、実際に使用してみてそう感じました。

ハバシリーズのよさである居住性は維持しつつも携帯性アップ、しかも日本の高山にも対応し快適性もアップしたハバハバシールドは、設営も簡単で初心者にもやさしいテント。高山から低山までスリーシーズンのテント泊におすすめです。

1人用

MSR ハバハバシールド1



2人用

MSR ハバハバシールド2



3人用

MSR ハバハバシールド3



▼こちらもおすすめ

The post MSRから待望の新作!軽量・快適・高耐久の「ハバハバシールド」レビュー first appeared on 【YAMA HACK】日本最大級の登山マガジン - ヤマハック.

         ギア NO IMAGE
  • 2022.09.14

【アルミ vs チタン vs ステンレス】一番”おいしいご飯が炊ける”メスティンはどれ? 素材ごとの旨味成分を調べてみた

アイキャッチ画像撮影:筆者 メスティンの素材でお米のおいしさが変わる?! 撮影:筆者 山ごはんを作る時に便利な調理器具のひとつ、メスティン。 簡単に米を炊くことができるのはもちろん、煮たり焼いたり、燻したりと、多様な調理法ができる万能ギアです。近年では100円均一などでも販売されたり、キャンプでも使う人が増えたりと、一度は目にしたことが登山者も多いのではないでしょうか。 関連記事:【メスティン徹底調査】トランギアからニトリ、ダイソーまで。ありとあらゆるメスティンを調査してみた!山ごはん用のクッカ...

         POLEPOLE - FASHION NO IMAGE
  • 2022.09.08

ルナサンダルはランニングに使える!定番6モデルとサイズを徹底解説

アイキャッチ画像撮影:筆者

ベアフットランニングに人気の「ルナサンダル」って?

「ベアフットランニング」をご存知ですか?

「ベアフット」とは「素足」「裸足」という意味で、素足感覚に近いシューズやサンダルを履いて走るランニング方法のことです。

現在のランニングシューズは走りをサポートする厚底ソールがメインとなっていますが、素足に近い環境で走ることで、自然な走り方を身につけやすくなります。

ルナサンダルでベアフットランニング

撮影:筆者

そんなベアフットランニングに使えるサンダルの代表格が「LUNA SANDALS(ルナサンダル)」。

薄いソールに紐のようなストラップで作られた、ごくシンプルなこのサンダルを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

「ルナサンダル」は走れるサンダル

ルナサンダル ブランドイメージ
撮影:筆者
ルナサンダルはシアトル発のランニング用サンダルメーカー。日本でも愛用者が多く、一時は入手困難になったほどの人気ぶりです。

厚底シューズでの走りに長いこと違和感を感じていた、創業者のテッド・マクドナルド氏。痛みを解消するべく辿り着いたのが「ベアフットランニング」でした。

ルナサンダルはベアフットランニング用のサンダルの開発に始まり、テッド氏は現在のベアフットランニングを確立した先駆者でもあります。

「ルナ」は最強の走る民族「タウラマラ族」から由来

ルナサンダル 「ルナ」の由来 ルナサンダルの「ルナ」は、テッド氏が出会った最強の走る民族「タウラマラ族」のワラーチ作りの名人「マニュエル・ルナ氏」から由来したもの。ルナ氏からワラーチ作りとその哲学を伝授されたことから、彼に敬意を表して付けられたブランド名なのです。

サイズ選びが重要!自分にぴったりのルナサンダルを選ぼう

ルナサンダルのサイズ感
一般的な靴やランニングシューズ、登山靴のサイズは、中で足が前後に動くことをふまえて、つま先と靴の間に空間がある「捨て寸」を考慮して選びます。ですが、ルナサンダルは基本的に素足で履くため、素足と同じサイズで選ぶことが重要!サンダルと足に一体感が生まれ、足の機能をより発揮できるのです。
 
いつも履くサイズで選ぶのではなく、実際に足の長さと幅を計って、サイズ表から自分に近い数値のサイズを選ぶことをおすすめします。

サイズ表(男女兼用)

ルナサンダル サイジング イラスト
提供:LUNA SANDALS
サイズ表記(US) cm(センチメートル) 足の幅(cm)
US4 21.9 – 22.2cm 9.2
US4.5 22.3 – 22.6cm 9.4
US5 22.7 – 23cm 9.6
US5.5 23.1 – 23.5cm 9.8
US6 23.6 – 23.9cm 10
US6.5 24 – 24.3cm 10.2
US7 24.4 – 24.7cm 10.4
US7.5 24.8 – 25.2cm 10.55
US8 25.3 – 25.6cm 10.7
US8.5 25.7 – 26.0cm 10.85
US9 26.1 – 26.4cm 11
US9.5 26.5 – 26.8cm 11.15
US10 26.9 – 27.3cm 11.35
US10.5 27.4 – 27.7cm 11.5
US11 27.8 – 28.1cm 11.7
US11.5 28.2 – 28.5 11.85
US12 28.6 – 29.0 12
US12.5 29.1 – 29.4 12.2
US13 29.5 – 30.1 13
 
ソックスを着用して履く場合も、サイズ選びは基本的に同様です。
 
Yubi Socks LUNA
ルナサンダルでも専用ソックス「Yubi Socks Luna」を展開。タビ型ソックスに必要な強度や素足感が失われない絶妙な厚みで作られているため、ソックス選びで迷われている方におすすめです。
ルナサンダル ジャパン
ルナサンダル ジャパン


プロによるフィッティングが安心

ルナサンダル プロのフィッティング プロによるフィッティングは、いろいろと相談できたりアドバイスをもらえたりと、安心して選ぶことができます。

ルナサンダルの公式サイトに取り扱い店舗一覧がありますので、お近くのショップでフィッティングしてもらいましょう。

LUNA SANDALS|取り扱い店舗一覧

あなたの用途にぴったりなのはどれ?「ルナサンダル」定番6モデル

ルナサンダル 6モデル
撮影:筆者
ルナサンダルが展開している6モデルを紹介します。それぞれソール、グリップ、ストラップに違いがあるので、自分が使うシーンに適したモデルを選びましょう!
ルナサンダル ジャパン
ルナサンダル ジャパン
①最古のトレイルモデル「レッドヴィルトレイル」
トレイルでより大地を感じたい方におすすめ
▶詳しくはこちら

②走り方を教えてくれる「ベナード
普段から自然な走りを身につけたい方におすすめ
▶詳しくはこちら

③幅広いシーンで使えて履き心地のよい「レトロ モノ
トレイルにも普段履きにも利用したい方におすすめ
▶詳しくはこちら

④固定力に優れた「モノ ウィングドエディション」
トレイルにも普段履きにも利用したい、かつ、高いフィット感を求める方におすすめ
▶詳しくはこちら

⑤ハイスペックモデルの「レトロオソフラコ」
トレイルランなど山でよりアクティブに使用したい方におすすめ
▶詳しくはこちら

⑥安全快適な走りを叶える「オソフラコ ウィングドエディション 」
トレイルランなど山でよりアクティブに使用したい、かつ、高いフィット感を求める方におすすめ
▶詳しくはこちら

 




“ウィングドエディション”とは?
ルナサンダルのウィング(羽型パーツ)
ウィング(羽型のパーツ)を両サイドに設けることで、着脱を容易にすると同時に、ヒールストラップをしっかりと固定することで、もう一段上のフィット感になっています。
 
例えば「レトロ モノ」の場合、結構履き込んでいくと自分の足形にソールが変形していきます。そうなると全体的なフィット感が良くなるのですが、そこに至るまでは、かかとが少し脱げる感覚があることも。その点「モノ ウィングドエディション」であれば、初めからかかとを含め高いフィット感が得られます。
 
ただし、最初はウィング部分が痛いと感じる人もいます。慣れてきたら違和感はないのですが、足当たりが気になる人は、ウィングのないモデルを選んでみてください。

①最古のトレイルモデル「Leadville Trail(レッドヴィルトレイル)」

ルナサンダル Leadville Trail (レッドヴィルトレイル)
撮影:筆者
価格:¥13,200(税込)
重量:約159g(片足/US9)
厚み:11mm
ソール:Waterproof Vibram® Newflex outsole
フットベッド:MGT (Monkey Grip Technology)

トレイルランニングの聖地の一つ、コロラド州「レッドヴィル」をその名に冠した、ブランド最古のトレイルモデルです。

11mmの薄いソールは自動車タイヤにあるブロック型トレッドパターンに似たギザギザとしたデザイン。よりダイレクトに大地を踏み、感じることができます。シンプルな構造で壊れにくく、長く愛用できる一足。

最小限の作りで最大の効果を発揮する、ベアフットランニングの真髄を体感できるモデルです。

公式サイトで見る

②走り方を教えてくれる「Venado 2.0(ベナード)」

ルナサンダル Venado 2.0(ベナード)
撮影:筆者
価格:¥11,000(税込)
重量:125g(片足/US9)
厚み: 9mm
ソール:Waterproof Non-Marking Vibram® Morflex Sole
フットベッド: MGT(Monkey Grip Technology)

Venadoはスペイン語で「鹿」という意味。鹿のように軽やかにしなやかに走ることができる、6モデル中で最も薄いソールと軽くミニマルな作りのモデルです。

ソールは細かいドットと「Vibram®」の文字がランダムに配置されただけのシンプルな作りですが、これが滑り止めの役割を担い見た目より滑りにくくなっています。

より裸足感覚になれることで、着地する位置を足音や筋肉疲労といったサインで知らせてくれる、まさに「走り方を教えてくれる」モデル。本格的なベアフットを体感したい人におすすめです。


③幅広いシーンで使えて履き心地のよい「Retro Mono(レトロ モノ)」

ルナサンダル Retro Mono(レトロモノ)
撮影:筆者
価格:¥13,200(税込)
重量:167g(片足/US9)
厚み: ベース11mm+ラグ4mm
ソール:Non-Marking Vibram® Morflex Sole
フットベッド: MGT(Monkey Grip Technology)

Monoはスペイン語で「猿」。木の上、岩の上、泥、砂でも悠々と進むことができる、まさに猿のような高い運動能力が発揮できるオールラウンドモデルです。

展開しているモデルの中で最も厚いソールのため、最初の一足におすすめ。普段履きや登山のアプローチ、テント場での着用など、幅広いシーンで使用できます。


④固定力に優れた「Mono Winged Edition(モノ ウィングドエディション)」

ルナサンダル Mono Winged Edition -Desert Canyon-(モノ ウィングドエディション デザート キャニオン)
撮影:筆者(デザートキャニオンを着用)
価格:¥13,200(税込)
重量:167g(片足/US9)
厚み: ベース11mm+ラグ4mm
ソール:Waterproof Non-Marking Vibram® Morflex Sole
フットベッド: MGT(Monkey Grip Technology)

Monoに“Wingedパフォーマンスシューレース(調節機能でしっかりと固定できる)”を採用したモデル。Monoと同じく日常から旅行、トレーニング、アウトドアとさまざまなシーンに対応。簡単に調整できるシューレースでストレスフリーに履くことができ、しっかりとしたフィット感を感じられます。

より快適性を求める方におすすめ!深く刻まれたソールは水はけも良く、ウォーターアクティビティにも活躍してくれますよ。


⑤ハイスペックモデルの「Retro Oso Flaco(レトロオソフラコ)」

ルナサンダル Retro Oso Flaco (レトロオソフラコ)
撮影:筆者
価格:¥13,750(税込)
重量:204g(片足/US9)
厚み: ベース7mm+ラグ4.5mm
ソール:Waterproof Non-Marking Vibram® Megagrip Outsole
フットベッド: MGT(Monkey Grip Technology)

Oso Flacoはスペイン語で「痩せた熊」とう意味。山野を時速60kmほどで走り、木登りも上手い森の王者・熊のような運動能力を発揮できるモデルです。

ソールはビブラムメガグリップを採用し、抜群のグリップ力でどんなトレイルでも快適に走ることができます。

作りはミニマルすぎない仕様に。厚みがありつつも素足感覚がしっかり感じられるので、安心してトレイルを走りたい人におすすめです。また、耐久性がありながら柔軟性もしっかりとあるため、ベアフット感も感じられます。


⑥安全快適な走りを叶える「Oso FLACO Winged Edition(オソフラコ ウィングドエディション )」

撮影:筆者
価格:¥13,750(税込)
重量:204g(片足/US9)
厚み: ベース7mm+ラグ4.5mm
ソール:Waterproof Non-Marking Vibram® Megagrip Outsole
フットベッド: MGT(Monkey Grip Technology)

Oso FlacoのWingedパフォーマンスシューレース(調節機能でしっかりと固定できる)を採用したモデル。Oso Flacoと同じく抜群のグリップ力があるビブラムメガグリップのソールで、どんなトレイルでも快適に走ることができます。

簡単に調整できるシューレースでストレスフリー!さらなる快適性を求める方におすすめです。


定番6モデルのスペック比較表

※表のモデル名をクリックすると、それぞれの詳細に飛びます
 
モデル 価格 重量(US) 厚み ソール Wingedパフォーマンスシューレース フッドベッド こんな人におすすめ
①レッドヴィルトレイル 13,200円 159g 11mm Waterproof Vibram® Newflex outsole MGT(Monkey Grip Technology) トレイルでより大地を感じたい人
②ベナード 11,000円 125g 9mm Waterproof Non-Marking Vibram® Morflex Sole MGT(Monkey Grip Technology) 普段から自然な走りを身につけたい人
③レトロモノ 13,200円 167g ベース11mm+ラグ4mm Non-Marking Vibram® Morflex Sole MGT(Monkey Grip Technology) トレイルにも普段履きにも利用したい人
④モノ ウィングドエディション 13,200円 167g ベース11mm+ラグ4mm Waterproof Non-Marking Vibram® Morflex Sole MGT(Monkey Grip Technology) トレイルにも普段履きにも利用したい、かつ、高いフィット感を求める人
⑤レトロオソフラコ 13,750円 204g ベース7mm+ラグ4.5mm Waterproof Non-Marking Vibram® Megagrip Outsole MGT(Monkey Grip Technology) トレイルランなど山でよりアクティブに使用したい人
⑥オソフラコ ウィングドエディション 13,750円 204g ベース7mm+ラグ4.5mm Waterproof Non-Marking Vibram® Megagrip Outsole MGT(Monkey Grip Technology) トレイルランなど山でよりアクティブに使用したい、かつ、高いフィット感を求める人
※横にスクロールできます

走る、歩く、リラックスする……「ルナサンダル」の使い方

ルナサンダルの使い方
撮影:筆者
自分にぴったりのモデルが見つかったら、いざ使ってみましょう!ランニングはもちろん、日常での着用やキャンプや登山にもおすすめですよ。

ベアフットランニングに挑戦!

ルナサンダルでランニング
撮影:筆者
ベアフットサンダルだから、やっぱり走りたい!でも、極薄のソールやむき出しに近い足で走るベアフットランニングは少々ハードルが高そう……。

最初は歩くことからスタートして、慣れてきたら走るのがおすすめ。踵からの着地ではなく、重心の真下で足裏全体で着地することで、衝撃の少ない走り方になっていきます。徐々に足裏の感覚が研ぎ澄まされ、人間が持つ足本来の力が引き出されていきますよ。

タウンユースでも人気

ルナサンダル タウンユース
撮影:筆者
シンプルなデザインの「ルナサンダル」はタウンユースでも人気!どんなコーディネートにも合わせやすく、軽やかな足元が演出できます。

日常でも履いて歩くだけでトレーニングになる嬉しいポイントも。ランニングを始める前の「慣らし」として履くのも良いですね。

キャンプや登山でのリラックスタイムにも

ルナサンダル アウトドア使用
撮影:筆者
グリップ力に優れたソールなのでアウトドアシーンにもおすすめです。山道をアクティブに歩くのはもちろん、テントを張ってホッと一息ついた時にもどうぞ。足を開放できるので、よりリラックスできること間違いなしです。軽量で持ち運びやすいのも嬉しいところ!

痛い? 疲れる? 履き方・走り方のポイント

ルナサンダルの正しい履き方・走り方 はじめての使用や、慣れないサンダルでのランニングでは、「鼻緒が痛い」「足裏が痛い」「靴擦れしてしまった」なんてトラブルはつきもの。ルナサンダルの履き方や走り方で意識したいことは……
今までクッションがあるシューズで守られていた状態からルナサンダルでのランニングを始めると、足を痛めてしまう可能性があります。それは、正しいランニングフォームや必要な筋肉が備わっていないためです。

まずは1kmくらいの短いランニングから始め、体の状態を確かめながら徐々に距離を伸ばしていくことをおすすめします。
ルナサンダル ジャパン
ルナサンダル ジャパン

「ルナサンダル」で自由に楽しもう!

ルナサンダルを楽しもう
撮影:筆者
素足感覚で走ったり歩いたりできる、足本来の力を引き出す「ルナサンダル」。高価なシューズに頼らなくても、自分の足の力だけで進んでいける楽しさを味わうことができますよ。

ケガをしないためのランニングフォームを習得するのにも良し、トレーニングやウォーキングにも良し、の「ルナサンダル」を自由に楽しんでください!

 

The post ルナサンダルはランニングに使える!定番6モデルとサイズを徹底解説 first appeared on 【YAMA HACK】日本最大級の登山マガジン - ヤマハック.

         ギア NO IMAGE
  • 2022.09.01

山を旅することに憧れた『ユニフレーム/コーヒーバネット』と『ポーレックス/コーヒーミル』|定番道具のモノ語り#12

アイキャッチ画像:ポンチョ

「よい道具」とは、どんな道具だろう?

ユニフレーム/コーヒーバネット
撮影:ポンチョ
アウトドアの道具が好きです。

アウトドアをはじめた若い頃は、「有名なアウトドアブランドの機能性やデザイン性に長けた道具」が好きでした。

それが時を経て、「有名なアウトドアブランド」ということはあまり関係なくなり、「機能性やデザイン性に長けた、長く使いたいと思える道具」に変わりました。

さらにこの連載で取り上げてきたような「長く使ってきた道具」こそが、自分にとって「好きな、よい道具」になりました。

ユニフレーム コーヒーバネット
撮影:ポンチョ
そもそもアウトドア道具は、長く使える耐久性、質実剛健さを装備しているものです。そして多くはシンプル。だから飽きがこないものが多く、長く使いたいと思わせます。

そうして長く使ってきた道具を思い返してみると、その出合いが「憧れ」から始まっていることに、最近気が付きました。

アウトドア旅作家さんが使っていたコーヒー道具

ポンチョのコーヒー道具
撮影:ポンチョ ※上の写真はポンチョの現在の山コーヒーセットの一例
今回、紹介するユニフレームのコーヒーバネットも、「憧れ」を抱いて20年以上前に購入しました。

ワイヤー式ドリッパーと呼ばれる、アウトドアでコーヒーをドリップする道具の元祖です。発売されたのは、1993年前後だったと記憶します。

そして2003年頃、私はアウトドアコーヒーの企画を雑誌で担当することになり、取材させてもらったアウトドア旅作家さんが使っていたコーヒーバネットを見て、自分も山でコーヒーをドリップして飲んでみたいと思い、手に入れたのです。

コーヒーバネットとコーヒー豆
撮影:ポンチョ
この時の取材は、東北の山を作家さんと一緒に登り、実際にどのように山コーヒーを楽しんでいるのかを見させてもらうものでした。

途中で汲んた湧水をストーブで沸かし、コーヒーバネットを広げて、コーヒーをドリップ。

当日は紅葉の終わり。薄曇りの山は、気温10℃以下。作家さんは、ドリップしたコーヒーが冷めないように、保温ボトルの定番サーモスにコーヒーを落としました。

それまでに、寒い冬の低山でドリップバッグのコーヒーを淹れて、あっという間に冷めてしまったコーヒーにがっかりしたことのあった私は、「なるほど、そうすればよかったのか!」と、とても感心したことを覚えています。

旅人に憧れて

ユニフレーム コーヒーバネット
撮影:ポンチョ
なにより記憶に残っているのは、山でコーヒーをドリップすることの作家さんの気負いのない、自然な立ち居振る舞いです。

コーヒーを淹れてくれた場所は山頂ではなく、眼下にブナの森が広がる見晴らしのよい中腹。

森を抜け、景色が広がった場所にあったベンチを見ると、「ここででコーヒー飲んで、休憩しようか?」とコーヒー道具を取り出し、訪れた旅先の話をカメラマンさんと続けながら、手際よくコーヒーを淹れます。

コーヒーバネットでドリップ
撮影:ポンチョ
当時、まだ登山は山頂を目指すことだけが目的だった私にとって、山でコーヒーを飲むことは、頑張って山頂に立ったことへのご褒美の時間でした。

しかし作家さんの場合は、山旅の雰囲気。

スケジュールに追われることなく、山を登っている時間に、余裕やゆとりが感じられるのです。

きっと、もし風が強ければ風を避けられる森のなかでコーヒーを淹れたかもしれません。晴れていれば山頂でコーヒと一緒に景色を味わうためにその時間を取っておいたかもしれません。天候が悪くなりそうなら、登りはじめにあった沢沿いもポイントでした。その判断を、瞬時に行なっていることを見て、なるほど「旅慣れる」とはこういうことなのだと、勉強しました。

感化されやすい私は、「あぁ、こういう余裕のある旅人になりたい!」と思い、カタチから入ってコーヒーバネットを手に入れたのでした。

今ではコーヒー道具の定番ポーレックスのミルも、この時に

ポーレックス コーヒーミル
撮影:ポンチョ
さて、作家さんはもうひとつ見慣れないコーヒー道具を使っていました。今ではアウトドアコーヒー道具の定番として知られている、鹿児島のメーカー・ポーレックスのコーヒーミルです。

メイド・イン・鹿児島にこだわり、日本古来から使われている石臼の技術を応用したセラミックの刃が特長のハンドミルです。

本体上部のカップにコーヒー豆を入れ、フタをして付属のハンドルをセットして回転。カリカリという豆が挽かれる音を聞いていると、美味しいコーヒーへの期待が高まっていきます。

ポーレックスにコーヒー豆をすり切りいっぱい
撮影:ポンチョ
「このミルに豆をいっぱいに入れて挽いた量が、500mlのボトルにコーヒーをドリップするとちょうどいいんだよね」

そう、作家さんは教えてくれました。

後にこのポーレックスも購入。しかし調べてみると、ポーレックスに入るコーヒー豆の最大容量は約30g。コーヒーをドリップする場合、通常は10gのコーヒー豆に120mlの湯を注ぐので、30gだと360ml。

なので、500mlの湯でドリップすると、薄めのコーヒーになってしまいます。でもアウトドア旅作家さんの淹れてくれたコーヒーは、決して薄くはなく、香り豊かで、やさしい一杯でした。きっと、基本は500mlとしながらも、その時々で加減、調節をしていたんだと思います。

コーヒー豆
撮影:ポンチョ
コーヒーは、茶道のような部分があり、その淹れ方を厳格に守る、こだわりの人が多くいます。それをどこまで忠実に再現できるかに、奥深さがあるのでしょう。でも、私のコーヒーの淹れ方は、成り行き次第です。

というのも、例えばポーレックスでいつもと同じようにミル挽きしていても、深煎りだと豆が柔らかいので細挽きになったり、浅煎りだと逆に硬いので粗挽きになったりします。だから、少し挽いたら豆を確認して、調節する必要があります。

試行錯誤、または工夫すること

ユニフレーム コーヒーバネット
撮影:ポンチョ
ポーレックス同様に、コーヒーバネットも、いろいろと調節が必要な道具です。きっちり、していません。

時に少し斜めに傾いたり、コーヒー豆の量を少なめにすると、ペーパーによってはヨレてきてしまったり、山では風に吹かれて飛ばされそうになることもあります。また、コーヒーを落とすボトルやカップの口の径によっては不安定です。

私が使っているコーヒーバネットは、現行のコーヒーバネット「sierra」の原型のような形状で土台は二つ脚。安定感や大きさを求めるなら土台が三つ脚の「cute」や「grande」を選べば、それらは解消されているでしょう。

ユニフレーム コーヒーバネットでドリップ
撮影:ポンチョ
しかし、こうしたちょっと不満のある道具を、自分なりに使いこなせるようになってみると、使えなかったのは道具ではなく、自分だったことに気が付くこともあります。

だから、自分が思った通りにならないから使わなくなってしまう前に、考え方を変えて、その道具のよさをどうやったら引き出せるのかを、試行錯誤してみると、違った結果、面白さに気が付くかもしれません。

コーヒーバネットもポーレックスも、私にとっては、そういう道具でした。

山コーヒー
撮影:ポンチョ
そのために必要なのは、余裕やゆとり。心や身体だけでなく、考えや想像の余裕やゆとりです。

アウトドア旅作家さんに山コーヒーを淹れてもらってから、約20年。私も最近ようやく、山を旅するように登ることができるようになってきたのか、淹れたコーヒーも美味しくなってきたように思います。

それは自己満足かもしれませんが、ともかく、余裕とゆとりを大事にして、山とコーヒーを味わっています。

それでは皆さん、よい山旅を!

ユニフレーム/コーヒーバネットsierraの詳細はこちらポーレックス コーヒーミル・Ⅱの詳細はこちら

ユニフレーム コーヒーバネットsierra

サイズ 使用時:約14.5×10×7(高さ)cm、収納時:約14.5×10×2(厚さ)cm、収納ケース:11.5×18cm
材質 18-8ステンレス(SUS304 WPB熱処理済)、収納ケース:ポリエステル
重量 約47g
セット内容 収納ケース、2人用フィルター×10枚


ポーレックス コーヒーミル・Ⅱ

サイズ 4.9×19.2cm
材質 刃:セラミック、本体:ステンレス、ハンドル:鉄、調節ネジ:樹脂
重量 304g
容量 約30g


 

The post 山を旅することに憧れた『ユニフレーム/コーヒーバネット』と『ポーレックス/コーヒーミル』|定番道具のモノ語り#12 first appeared on 【YAMA HACK】日本最大級の登山マガジン - ヤマハック.

         ギア NO IMAGE
  • 2022.08.29

キャンプブランド「Definitely」がファクトリーショップをオープン!コンセプトは「キャンプ道具にも超精密を」

超精密加工の技術が光る「Definitely」 キャンプブランド「Definitely(ディフィニトリー)」はご存知ですか? 自動車や航空機産業が盛んな愛知県で、なんと宇宙産業の部品まで作る超精密部品加工を行う会社が作っ […]

キャンプブランド「Definitely」がファクトリーショップをオープン!コンセプトは「キャンプ道具にも超精密を」【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアのプラットフォームで公開された投稿です。

         ギア NO IMAGE
  • 2022.08.18

初めは重く感じたけど、使ってみるとなんて快適! 最新テント「BOKUNOKICHI」フィールドレビュー

クレジット記載のない画像はすべて、撮影:筆者

メーカーさんに紹介された新しいテント、ちょっと重量が気になります……。

パソコン スマートフォン メール
出典:PIXTA
山岳ライターという仕事柄、多くのメーカーさんからプレス情報をいただく私。今回レビューするテントに出会ったのも、一通のメールがきっかけでした。
「今年、新しいテントが発売されます。もし興味があれば使ってみてください」

by プロモンテ広報担当者

仕事の合間に記載のURLをクリックすると、紹介されたテントはどうやら非自立式のシングルウォールらしい。

ということは、軽さ重視の軽量テントか?

そんな思い込みで重量スペックを見てみると、1人用の総重量が、なんと約1,020g!?
(2人用は約1,120g)

重さの感じ方は人それぞれですが、私の印象は「ちょっと重い……」。非自立式で、なおかつポールも付属しないようないので、もう少し軽さを意識してもいいのでは……。

しかし、実際の良し悪しは使ってみないと分かりません。

届いたメールに「興味があるのでサンプルを貸してください」と返信し、さっそくプライベートで試してみることにしました!

商品名は、遊び心をくすぐる「BOKUNOKICHI」

プロモンテ BOKUNOKICHI
今回テストした最新テントは、国内アウトドアブランド<プロモンテ>の「BOKUNOKICHI」。
 
基本
スペック
BOKUNOKICHI-1
(1人用)
BOKUNOKICHI-2
(2人用)
価格 50,600円 53,900円
重量 約860g
(総重量約1,020g)
約960g
(総重量約1,120g)
サイズ 間口205
奥行90
前室40×高さ105cm
間口205
奥行120+前室40
高さ105cm
 
「BOKUNOKICHI」=「僕の基地」。子供のころに夢中になった“基地遊び”が開発背景にあるそうで、なかなかキャッチーなネーミングですよね!
 
小さいとき、近所の空き地に平らな場所を見つけて自分だけの基地を作った思い出がある方は、意外と多いのではないでしょうか?
 
「BOKUNOKICHI」は、屋外で自分の住まいを工夫しながら作り出すおもしろさを再現するために、設営方法にあえて非自立式を採用。設営用のポールも元から用意されていないので、トレッキングポールや落ちている枝などを使って、あれこれ考えながら設営する必要があります。
 
ほかにも、跳ね上げるとタープのようになる入口や、生地に通気性を備える高機能素材を使うなど、ところどころ気になる特徴が。レビューと共にひとつずつ詳しく見ていきましょう。

実際に使ってみたら、これはなかなか良いですよ!

沢登り 幕営適地
テストに選んだフィールドは、山奥を流れる沢沿いの幕営適地。6月下旬、1泊2日の沢登りで使ってきました。仲間と一緒に計画したので、使用モデルは2人用の「BOKUNOKICHI-2」。まずは収納サイズから確認します。

BOKUNOKICHI 収納サイズ
収納袋の寸法は、約36×約17cm。普段、沢登りでテントの代わりに使っているツェルトと比べると、どうしても大きく感じてしまいます。付属品は、設営に使う張り綱×4本とペグ×8本。付属品を含めたトータルの重量=総重量(約1,120g)です。

BOKUNOKICHI 設営終了
沢を徒渉して、滝を登り、到着した幕営適地でさっそく設営。設営方法はツェルトとほぼ同じで、フロアをペグなどで固定してから、両サイドを立ち上げてガイラインにテンションをかけます。

BOKUNOKICHI 設営
写真では他メーカーの簡易ポールを使っていますが、ここはトレッキングポールや枝を使っても、もちろんOK。

それでは、実際に使ってイイと感じたグッドポイントを見ていきましょう。

入口が広い。だから荷物の出し入れがすごくラク!

BOKUNOKICHI 入口
まず、真っ先に感心したのは、これまで使ってきたテントとは明らかに違う、圧倒的な入口の広さです。

長辺側の側面がほぼ全開するので出入りはもとより、寝袋やスリーピングマット、行動食といった荷物を中に入れるのもとってもラク。普段使っている短辺側に入口があるツェルトや登山用テントとでは、使い勝手に雲泥の差があると感じました。

BOKUOKICHI 入口メッシュ
ちなみに、入口はメッシュパネルになっているので、蒸し暑い夏も虫の侵入を気にせず眠ることができます。

BOKUNOKICHI フロアサイズ
そして予想以上に室内が広い。大人二人が横になって寝ても窮屈に感じることはありませんでした。

入口を跳ね上げると、タープに近い開放感!

さらに好印象だったのが、タープのように使える入口です。落ちている適当な長さの枝と沢登り用に持参したロープで、試しに入口を跳ね上げてみました。

BOKUNOKICHI 入口 タープ
この見た目、いかがでしょう。日差しや雨を気にせず、入口の目の前でいろいろできそうじゃないですか?

BOKUNOKICHI タープ 入口
そんなユーザーのアイデアを後押しするかのように、「BOKUNOKICHI」シリーズには専用の難燃シートがオプションで用意されています。

かゆいところに手が届くパーツの展開が嬉しいですよね。これさえ用意すれば、跳ね上げたタープの下で焚き火を楽しむこともできちゃいます!

BOKUNOKICHI 前室
さらに、夜眠るときに入口を閉じると、もうひとつ嬉しい特徴が。「BOKUNOKICHI」はシングルウォールにも関わらず、前室まで備えているのです。

雨風の影響を心配せず登山靴やサンダルなどを外に出しておけるスペースはとっても便利。邪魔な荷物も前室に出してしまえば、より一層、室内を有効的に使えます。

サラサラの高通気防水生地で快適&安心!

BOKUNOKICHI 室内空間
楽しかったナイトタイムが終わり、朝になって目を覚ますと、外はすっかり明るくなっていました。

マットから上体を起こして真っ先に気になったのが、結露の発生具合です。ダブルウォールと比べるとシングルウォールは結露が起こりやすく、この弱点が気になる方は多いでしょう。

BOKUNOKICHI 素材
それが「BOKUNOKICHI」はどうかというと、実際に触れてみても内側の生地がまったく湿っていません。洗濯物を干したあとのようにサラサラしていて、結露のケの字もありませんでした。
 
「BOKUNOKICHI」に使われているのは、素材メーカーと共同で開発した高通気防水素材。湿気をコントロールするトリコットを裏地に使用した3レイヤー構造で、高いレベルで、耐水圧、透湿性、通気性を備えています。
 

耐水圧:4,500mm
透湿性:25,000g/m2・24hr(B-1法)
通気性:高耐水圧タイプのエントラントの約60倍・高透湿タイプのエントラントの約10倍の通気性を確保。
(ガーレ法(100ccの空気が生地を通過する時間を測定)による検査結果)

 

BOKUNOKICHI シームテープ
しかも、すべての縫い目に浸水を防ぐシームテープが接着されているので、「BOKUNOKICHI」は多くの登山用テントと同じ完全防水仕様。
 
形がそっくりなツェルトは、防水コーティングを施した生地を使っているものの完全防水ではないので、雨の日に使うとどうしても雨漏りが心配。その点「BOKUNOKICHI」は完全防水なので安心の居住性を約束します。この安心感は、筆者の心を鷲掴みにしました。
 
そして、出発に向けてテントを撤収しながら、こんなことを考えたのです。
 
使うシーンを選べば、BOKUNOKICHIはすごく良いテントかもしれないな

使い心地と安心感の高さは、こんなシーンにぴったり!

BOKUNOKICHI
今回試した「BOKUNOKICHI」は、大きく開く入口の使いやすさ、それに伴う抜群の開放感結露しづらい高通気防水生地による安心感といった特徴が、想像以上に魅力的。
 
もし筆者が、ツェルト、登山用テント、そして「BOKUNOKICHI」をそれぞれ持っていたら、こんな風に使い分けると思います。
 
ツェルト
どうしても軽量化しないといけない厳しい山行
 
登山用テント
稜線上に設営する必要がある山行
 
「BOKUNOKICHI」
山腹でのんびりとテント泊を楽しむ山行
(ツーリングやキャンプなどにも)

 
今回サンプルを使った沢沿いの幕営適地のほか、樹林の囲まれたテント場、麓のキャンプ場など、それほど険しくないフィールドで使う様子を想像するだけで、魅力的な使い心地に、つい顔がほころんでしまいます。
 
大自然に抱かれてリフレッシュしたいときは、「BOKUNOKICHI」のような開放的で安心できるテントがぴったりですね!
 

プロモンテ BOKUNOKICHI-1(1人用)VB-100

カラー オリーブ
素材 [本体表地]20Dナイロンリップストップ、[本体裏地]7Dナイロントリコット 、[ラミネート]高通気エントラント、[グランド部/前室]20Dポリエステルリップストップ(ポリウレタン防水加工)
サイズ 間口205×奥行90+前室40×高さ105cm
重量 約860g(総重量約1,020g)
付属品 マグネシウムペグ(16本)、張り綱6本/テクノーラ(アラミド)、本体収納袋 ※ポールは付属されておりません。

プロモンテ BOKUNOKICHI-2(2人用) VB-200

カラー オリーブ
素材 [本体表地]20Dナイロンリップストップ、[本体裏地]7Dナイロントリコット 、[ラミネート]高通気エントラント、[グランド部/前室]20Dポリエステルリップストップ(ポリウレタン防水加工)
サイズ 間口205×奥行120+前室40×高さ105cm
重量 約860g(総重量約1,020g)
付属品 マグネシウムペグ(16本)、張り綱6本/テクノーラ(アラミド)、本体収納袋 ※ポールは付属されておりません。

焚き火用難熱オプションシート OGD-101(BOKUNOKICI-1,-2兼用)

カラー ダークブラウン
素材 ポリエステル100%(撥水加工)
サイズ 150×120cm
重量 約250g


The post 初めは重く感じたけど、使ってみるとなんて快適! 最新テント「BOKUNOKICHI」フィールドレビュー first appeared on 【YAMA HACK】日本最大級の登山マガジン - ヤマハック.

         ギア NO IMAGE
  • 2022.08.05

火消し壺の代用に!フィールドアの「炭処理袋」でキャンプ・BBQの不便が解消!

誰もがいちどは悩む「炭の処理問題」を解決する便利グッズを紹介! キャンプやバーベキューの終わりに発生する問題……それは、残った炭をどう処理するか。 炭捨て場などが近くにあれば、なんら問題はありません。しかしそういった場所 […]

火消し壺の代用に!フィールドアの「炭処理袋」でキャンプ・BBQの不便が解消!【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアのプラットフォームで公開された投稿です。

1 10